お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が19日、都内で行われたAmazon Prime Originalの新番組『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE（フリーズ）』配信記念記者発表会に出席。同じ部屋に集まった参加者同士が、あの手この手で「笑わせ合う」人気シリーズ『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』に続く、松本による番組として注目が集まっているが「『ドキュメンタル』の次に何があるだろうって考えた時にもっと削ぎ落としたらこれになった」と経緯を明かした。

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　同番組では、参加者8人が「氷の塔」に集結。塔の中で参加者を襲う数々の仕掛けに驚くことなく、戸惑うことなく、微動だにせず耐え抜いた者が優勝するという、『ドキュメンタル』とは対照的な内容となっているが、松本は「何にもしないことで優勝できる大会ってなかなかないですから（笑）。今のお笑いの最先端とは言わないですけど、誰もやっていないことをやっていますので、1回は見てもらいたいですね」と笑いを交えながらアピールした。

　記念すべき初回大会には、安田大サーカスのクロちゃん、ボビー・オロゴン、南海キャンディーズのしずちゃん、鈴木奈々、ダイアモンド☆ユカイ、諸星和己、フットボールアワーの岩尾望が参戦。芸人にとっては、普段とは違ったスキルが求められたようで、クロちゃんは「動かなくていいから楽だと思ったら。こんなにキツいとは…。緊張と緩和が繰り返されるから、途中から今は動いていいのかどうかわからなくなりました。ほかの番組でドッキリにかかった時に、1回固まるくせがついちゃいました」と嘆いた。

　笑わせる技術は必要とされていないため、松本は「『ドキュメンタル』は割と芸人さん対象だったんですけど、これはけっこういろんなジャンルの人に出てもらえるんじゃないかな」と期待。芸人ではないジャンルからの参加となった諸星は「やわらかく言って、松本さんの行き過ぎたいたずら、悪く言うと、松本さんのパワハラ（笑）。第3者委員会にゆだねていますから。でも、すばらしいなと。一生懸命遊ぶっていうところがなかなかできないところだな」とうなった。

　ユカイも続けて「まさしく、SMですね。やらされている方はたまらないくらいなんだけど、見ている方はすごく楽しいと思います。とにかく無になるようにということが大切なので、無我の境地を知りました」としみじみ。そんな究極の笑いが詰まった番組について、松本は「（参加者は）本当に、僧侶みたいになっていきますよ。今回の人選もすごく良くて、個々が力を発揮してくれています」と手応えをにじませていた。

　同番組は、きょう19日より配信がスタートし、全5話で毎週水曜日に1話ずつ配信される。