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平手友梨奈、映画初主演から学んだ「大事な人を守るための殴る覚悟」

 アイドル界に旋風を巻き起こしている欅坂46センター・平手友梨奈が映画初出演にして初主演を果たす。今回平手が主演映画『響-HIBIKI-』で演じたのは、天才的な文学の才能があるが、自分の納得できないことには時には暴力をもってでも対抗する破天荒な女子高生。「大人をやっつけていくところに興味をひかれた」という響というキャラクターへの共感をはじめ、制作秘話、初主演による周囲からのプレッシャーなどを飾らない言葉で語ってくれた。

欅坂46センターの平手友梨奈。映画初主演にも臆さない度胸の裏には「自分は主演と思っていない」との想いがあった。 撮影/Tsubasa Tsutsui(C)oricon ME inc.

欅坂46センターの平手友梨奈。映画初主演にも臆さない度胸の裏には「自分は主演と思っていない」との想いがあった。 撮影/Tsubasa Tsutsui(C)oricon ME inc.

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■アクションやスタントにも自ら挑戦、映画初主演は…「“普通に”やりました」

――『響-HIBIKI-』の予告編を見てみると…指を折ったり、屋上から落ちたり、パイプ椅子で殴り、大人に“顔面キック”や飛び蹴りをしたり…。見ていてスカッとしました(笑)。アクションシーンのインパクトがすごかったですね。

【平手友梨奈】ふふっ(笑)。普段の生活で人に飛び蹴りをすることはないですし、普通じゃ体験できないようなことをさせてもらいました。本当の役者さんを実際に蹴っていて、「本気で蹴っていい」と受け身をやってくれたんです。

―― 意外とストレス解消になったり?

【平手友梨奈】しました(笑)。最初は怖かったですが…思い切りやらせていただきました。月川監督は、シーンを通しで撮影するので、気持ちを乗せやすかったんです。流れで“飛び蹴り”できたと思います。

――屋上から落ちるシーンはスタントなしでやったそうですね。怖くなかったですか?

【平手友梨奈】落ちる時は“わー”って感じで楽しかったです(笑)。恐さはまったくありませんでした。何回もやったのですが、飛んだら…みなさんに驚かれました。スタッフさんを信じるというよりも、普通に…(笑)。高いところは大丈夫なんです。

――“普通に”サラリとやれるのもすごいことだと思いますが(笑)。 今回の役の響はクールな女の子です。平手さんと重ね合わせてみる人も多いのでは。

【平手友梨奈】私は決して気軽にやっているつもりではなかったんですけれど。いつも通り普通にしていました。あまり演じた感覚ではなかったです。撮影していた時は周りの人たちから“響っぽいね”と言われたのですが、自分ではよく分からないですね。

■役から学んだ「大切な人を守るために戦う覚悟」

――クランクイン前に平手さんは“迷惑をかけるかもしれない”ってコメントしていましたね。映画出演について、悩んだりしたのでしょうか?

【平手友梨奈】私は飽きっぽいので…長期間やれるのかな?っていう心配をしていたかもしれません。

――出演を決めた、平手さんの背中を押したものは何だったのでしょうか?

【平手友梨奈】最初はスタッフさんからこれ読んでみてと原作の『響』を渡されて。漫画はあまり読まないんですが、この作品は『次、何をするんだろう』『この先どう大人たちと闘うんだろう』と引き込まれていって(笑)。その後に映画の話をお聞きしました。「響を届けたい」という思いでお受けしました。

――響への愛着を感じますね。

【平手友梨奈】響は、“理解をされにくい人”かもしれないけれど、私は好きですね。

――映画主演という経験は、どんな風に平手さんの“糧”になりましたか。

【平手友梨奈】まだ自分の中では何がプラスになったのかっていうのはまだ明確になっていないのですが、終わって一番感じたのは、すごくいい出会いをさせていただいたということです。作品もそうですし、役者さん達、月川監督、この響というキャラクターも含めて全てですね。

――そこまで好きになった響というキャラクターから学んだことは?

【平手友梨奈】たくさんあります。その一つは大切な人を守ること。そのためには、いつでも“殴る”覚悟はある(笑)。大切なことだと思いました。

■今後の女優業は未定、「欅坂46の平手友梨奈」が自然であり活動の“軸”

――「主演」は大役ですし、アイドルをやりながら映画を撮るというのも大変なことだと思うんです。けれどもそれを“普通に”サラリとできてしまうのは、やっぱりすごいことだと思うんですが。

【平手友梨奈】あまり“自分が主演だ”とは思っていないんです。チームで作っているものですし、月川監督の映画ですし、キャストさんがいて、スタッフさんがいてのものです。みんなで作っているという“チーム感”が伝わってきたので、だから私もきっとやりやすかったんですね。みんなで作っていくという感覚がすごく居心地がよかったです。

――映画のテーマに“自分を曲げない”ということがあります。平手さんは自分を貫くために心がけていることはありますか?

【平手友梨奈】自分らしさってことですよね。う〜ん、なんだろう…。あまり自分のことを考えたことはないですね。私は私であることが普通なので、“自分らしさ”っていうのはやっぱり分からないですね。周りの方からのイメージはきっと色々あると思うんですけれど(笑)。私はいたって普通だし自然でいます。

――今後も、芝居のお仕事をしている姿が見られるのでしょうか。

【平手友梨奈】なんでもかんでもはやらないと思います。自分では全くそういう予定はないですね。でも多分、これくらいキャラクターを愛せる場合、響くらい大好きになったり、自分が表現したいって思ったらやるんじゃないかなと思います。

――欅坂46も活動の幅を広げていますね、平手さんの今後の目標ややってみたいことなどがあれば教えてください。

【平手友梨奈】そういうのは今は、全くないですね。“軸”というか、響を演じることができたのもの、欅坂46の活動があったからこそです。自分でも自分のことは分からないし、先のことは全く予想つかないですね。

(写真/Tsubasa Tsutsui)

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