2000年代前半から後半にかけて『爆笑オンエアバトル』(NHK)、『エンタの神様』(日本テレビ)、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)など各局のネタ番組がにぎわい、一躍ブレイクを果たす芸人が次々と生まれた。そこから10年あまりが経った現在、テレビでは規制強化や制作費削減などが叫ばれ、Abema TVやAmazon Prime Videoといったネット動画配信サービスに大物芸人が出演するなど、バラエティー番組を取り巻く環境は一気に変わりつつある。 そんな中、次世代のスター発掘、売れっ子たちの豪華共演などといった見どころを提供してきたネタ番組はどうなっているのか。今回は『2018年のネタ番組』と題して、趣向を凝らした演出を行っている2番組に注目して、ネタ番組の現在と今後の展望を探っていく。2回目は、ウッチャンナンチャンの南原清隆、陣内智則、NEWSの増田貴久という座組で、旬な芸人から若手芸人まで幅広い層のネタを見守る『ネタパレ』(フジテレビ)。チーフプロデューサーの木月洋介氏に番組の狙いと今後の展望を聞いた。
2018/09/07