アニメ&ゲーム カテゴリ
ORICON NEWS

TrySail「お客さんを持って帰る」 “挑戦者”の気概で4度目『アニサマ』へ

 声優の麻倉もも雨宮天夏川椎菜によるユニット・TrySailが毎夏恒例のアニソンライブイベント『Animelo Summer Live 2018』(=アニサマ/8月24〜26日、さいたまスーパーアリーナ)に今年も出演する。ユニットとしてデビューした2015年から毎年出演を重ね、今回で4年連続の参戦。今や全国で精力的にワンマンライブを行い、人気アニメの主題歌にもたびたび起用されるなど支持を獲得し続け、すっかり『アニサマ』の常連となった彼女たちへかかる期待は大きい。毎年の『アニサマ』にかける想いを3人に聞いてみると、「お客さんを持って帰りたい!」と挑戦者のように語るアグレッシブさに驚かされた。

『Animelo Summer Live 2018』に出演するTrySail (C)Animelo Summer Live 2018/MAGES.

『Animelo Summer Live 2018』に出演するTrySail (C)Animelo Summer Live 2018/MAGES.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


--------------------
 デビューして間もなかった15年の初『アニサマ』では、トロッコに乗って突如、数万人の観客のど真ん中に現れた3人。慌ただしさのあまり「緊張する暇もなかった」と3人は当時を振り返り口をそろえるが、2回3回と経験を積むなかで『アニサマ』に臨む姿勢やステージで感じ取ることも確実に変化してきているという。

――毎年出演を続けているからこそ感じられる“成長”というのは3人の中でありますか?

【夏川】何より、お客さんとの接し方がすごく変わったなと思っていて。最初は(会場が)広くて一体どうなってるのかも分からなかったし、されるがままだったんですけど、最近は自分たちからお客さんの方に寄って行ったり、煽ったり、より自分たち発信でステージを盛り上げられるようになってきたのかなって。

――「TrySail」の知名度も年々着実に大きなものになっていると思います。お客さんからの反応も毎年変わってきているのは感じますか?

【雨宮】私たちを知ってる人が増えてくれているというのは、やはりひしひしと感じますね。去年、「adrenaline!!!」をやった時も、曲をフルで聴いてなきゃできないでしょ?みたいなコールが客席からしっかり返って来たりして(笑)。ちゃんと私たちの曲を聴いてくださってるんだなって。

【麻倉】ステージの上にいても感じられるってことは、相当増えてるんじゃないかなと思います。会場のスクリーンに“次のアーティスト”で私たちの名前が映し出された瞬間の「わーっ!」て言ってくださる声も、1回目とは全然違ってきてるなって、そんなところからも変化を感じます。

――4回目になる今年の『アニサマ』に向けてこんなステージにしたい、というプランはもう練られているのでしょうか?

【夏川】今年に限らず私たちがいつもお互い言っているのは「お客さんを持って帰りたい!」ということなんです。お客さんを自分たちのものにするためにどう盛り上げたらいいんだろうという工夫をリハではいつもしてますね。

【雨宮】『アニサマ』で初めて私たちを知ってくれるお客さんたちを「ワンマンに行きたい!」って思わせたい、そのための目標を常に考えて臨んでます。

――『アニサマ』に毎年参戦していることも含め、TrySailさんはデビューから順風満帆に人気・実力が高まってきた印象があります。3人で活動されて、これまで“大変だったこと”をあえて挙げるとすればどんな点でしょうか。

【雨宮】そうですね…。正直、お互い100%仲が良い時ばかりじゃないです。4年間でぶつかったこととか、お互いの気持ち離れてるよね、みたいな時とかも当然ありました。決してケンカしてるわけではないけれど、例えばそれぞれソロ活動に必死で別の方を向いていたり、お互いに相手が何を考えてるのか分からなかったり、そういう時もあるわけです。

――そんな時はお互いどうコミュニケーションを取ってきたのですか?

【夏川】天さんなんかは思ったらすぐ、「今こう思ってるんだ」とはっきり言ってくれるし、話し合いましょうって提案してくれる。その都度話し合って、解決したりしなかったり色々ですけど(笑)、そうすることでお互い良い距離感、良いモチベーションを保ってここまでやってこれたのかなと思います。

【麻倉】3人とも全くタイプが違うんですけど、多分3人でいいバランスがとれてるからここまでやってこられたんだと思います。天さんが問題提起をして、なんちゃん(夏川)が受け止め、私がバランサーみたいな。それぞれが違う立ち位置でポジションを埋め合ってるから良い雰囲気でやれてるんじゃないかな。

――3人のキャラクターで補い合って絆を深めてきたんですね。『アニサマ』が終わると結成から5年目突入も目前ですが、グループとして今後こう変わっていきたい、というイメージがあれば教えてください。

【夏川】今年の始めからやってきたツアーで、3人それぞれの得意、不得意分野をしっかり自覚できたなと思っているし、それを改善しようと頑張る姿もそれぞれにあって。TrySailとしては最近ライブ感がどんどん増してきてるので、今年出てきたグループとしての“グルーヴ”は今後大事にしていきたいです。これまでは振り(付け)をちゃんとやる、歌詞を間違えない、で精一杯だったのが少し余裕が出てきたので、プラスアルファその会場に来たお客さんだけが知ってる、その会場だけで届けられる、そんなライブ感を出していきたいです。

――逆にこれからも変えたくないところは?

【雨宮】…ずっと子供でいようよ。

【麻倉】良いこと言う!

【雨宮】私たち3人、集まるとすぐ遊び出すんですよ。遊び方も小学生みたいで(笑)。ずっと精神年齢が小学生の部分を持ち続けている感じがあって。お客さんの前でそういった部分を出すことはないですけど、普段から3人でそう過ごしているから醸し出せる空気感がきっとあると思います。

【麻倉】ソロじゃ見えない部分が3人集まると出てくるっていうのはありますよね。あと、根が真面目!

【雨宮】そう、それも失くしたくない! 髪の色変わっちゃった人もいますけど…(笑いながら夏川を見る)、根は真面目なので。

【夏川】根は染まってない! 真面目なの。

【雨宮】真面目だから、話し合いしようって言えばすぐに集まるし、ガチで話し合いができる、そういう純粋さっていうのはこれからも持ち続けていけたらいいな。

――では、今年の『アニサマ』に来場する方たちへ向け改めて意気込みをお願いします。

【夏川】『アニサマ』でしか見られない演出やライブ感というのがあって、私たちもスーパーアリーナで自分たちの曲を披露できるのは本当に貴重な体験だから、大事に大事に歌いたいし、盛り上げていきます。私たちのことを知ってる人も知らない人も楽しめるステージにしたいと思ってますので、皆さん期待していてください!

【麻倉】今年4回目で、さっき言ったような「お客さんを持って帰る」という意識をしっかり持ってステージに立つ心の余裕も出てきたなって。だから、TrySailのステージが終わった時に、もうヘトヘトで声出ないよっていうくらい、体力を搾り取る気持ちで行くので、皆さんも楽しんでもらえたらうれしいです。

【雨宮】TrySailは明日のこと、先のこと考えずにその場の全力を出せるユニットでそこが良さだと思っているので、『アニサマ』での私たちの全力を見てもらって、良いなと思ってもらえたら…、精力的にライブもやってますので、ぜひワンマンの方にも来てもらえたらうれしいなって思います(笑)!

■『Animelo Summer Live 2018 “OK!”』
日時:8月24日(金)、25日(土)、26日(日) 午後2時開場、午後4時開演
※TrySailは25日の出演
会場:さいたまスーパーアリーナ
公式サイト:https://anisama.tv/

会場の物販エリアではTrySailら出演アーティストのプロフィールやインタビュー、特典映像DVDなどを収めた『アニサマ2018オフィシャルパンフレット』を販売(税込3500円)

関連写真

  • 『Animelo Summer Live 2018』に出演するTrySail (C)Animelo Summer Live 2018/MAGES.
  • TrySail・麻倉もも (C)Animelo Summer Live 2018/MAGES.
  • TrySail・雨宮天 (C)Animelo Summer Live 2018/MAGES.
  • TrySail・夏川椎菜 (C)Animelo Summer Live 2018/MAGES.
  • 『アニサマ2018公式パンフレット』 (C)Animelo Summer Live 2018/MAGES.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索