人気アニメ『コードギアス　反逆のルルーシュ』の続編となるシリーズ最新作『コードギアス 復活のルルーシュ』が、完全新作劇場版として製作され、来年2月に全国約120館で公開されることが3日、発表された。昨年10月〜今年5月にかけて上映された劇場3部作の「その後」の物語となる。また、あわせて、新宿アルタや秋葉原UDXビジョンなどで特報映像が上映され、ティザービジュアル・場面写真とともに解禁となった。

【写真】その他の写真を見る

　『復活のルルーシュ』は、16年11月に開催されたシリーズ10周年記念アニバーサリーイベント内で「NEXT PROJECT」として発表されたもの。テレビシリーズ『反逆のルルーシュ』（06年）、『反逆のルルーシュR2』（08年）全50話に新作カットを加えて3本の映画に再編集した劇場3部作が昨年10月〜今年5月にかけて公開されたが、『復活のルルーシュ』は「その後」の物語となる。

　ファンの間では『ルルーシュは生存しているの？』との声もあがっていた。これについて、同作の監督を務める谷口悟朗氏は16年に同イベント内で「ルルーシュが生きていてまた新しいお話が始まるのかどうか、ということが一番気になっている点だと思います。『R2』の後の時代になりますので、時間軸自体はそのまま続いています。ここは間違いないです」とコメント。

　さらに、脚本を担当している大河内一楼氏も「『復活のルルーシュ』の主人公はルルーシュです。別世界のルルーシュですとか偽物のルルーシュです、ということにはしません。『R2』の続編ととらえていただいて大丈夫です。あの結末からどうなってそうなるかは作品をお待ちください」と、『R2』の続編で主人公はルルーシュだと明かしている。

　今回の発表にあわせて、特報映像が解禁。「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの亡き後の世界、そこにあるのは秩序か混沌か」「私にはまだやることがある」とナレーションが流れ、銃口を向けるC.C.（シーツー）や銀髪の謎のキャラクターの姿が描かれている。新作のスタッフ情報も公開され、監督を谷口氏、脚本を大河内氏が引き続き担当することが明かされた。

　同日の発表にネット上では「ギアスの予告めちゃくちゃテンション上がる」「待ちきれない！」「ひぃ…っ以外の声が出なかった…」など、喜びと驚きの声が多くあがっている。

　同シリーズは、06年に『コードギアス 反逆のルルーシュ』全25話、08年に続編『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』全25話がテレビアニメとして放送され人気を博し、スピンオフ作品やコミカライズ、イベントや舞台化などメディアミックスで展開された。昨年NHKが行った、日本で制作された約1万タイトルの作品から、視聴者投票でベストアニメを選出する企画「ベスト・アニメ100」で7位にランクインするなど、2000年代を代表するアニメ作品として知られる。

■スタッフ情報
監督：谷口悟朗
脚本：大河内一楼
キャラクターデザイン原案：CLAMP
キャラクターデザイン：木村貴宏
ナイトメアフレームデザイン原案：安田 朗
ナイトメアフレームデザイン：中田栄治
メカニカルデザイン・コンセプトデザイン：寺岡賢司
メインアニメーター：木村貴宏、千羽由利子、中田栄治、中谷誠一
美術監督：菱沼由典
色彩設計：柴田亜紀子
撮影監督：千葉洋之
編集：森田清次
音響監督：井澤 基、浦上靖之
音楽：中川幸太郎
配給：ショウゲート
製作：サンライズ、コードギアス製作委員会

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」