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『お〜いお茶 新俳句大賞』最高賞発表「獅子舞の口へ太平洋の風」

 『第29回 伊藤園お〜いお茶 新俳句大賞』の表彰式が5日、都内で開催され、入賞作が発表された。過去最多応募となった195万4223句のなかから最高位賞である「文部科学大臣賞」には、大阪府の田島もりさん(83)の作品「獅子舞の口へ太平洋の風」が選ばれた。

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 田島さんが三重県志摩に住んでいた頃、安乗神社のしめ切り神事の獅子舞がユーモラスに口を開けていて、そこに太平洋から吹いた風が流れ込み、胴ぶるいする情景を詠んでいる。田島さんは俳句歴55年、新俳句対象では過去2度の入賞入選歴がある。田島もりは俳号、本名は田島博子さん。受賞を喜び、「土地の神様が私に贈ってくださった句だと思っています」と話していた。

 1989年『お〜いお茶』の発売とともにスタートした同賞は、入賞作品を商品パッケージに掲載すること、季語や五・七・五の定型にとらわれず自由な感性で俳句を詠むというユニークさが特徴で、これまでの累計応募句数は3370万句を超えている。

 今年は、作家・クリエイターのいとうせいこう氏、作家の宮部みゆき氏、日本語学者の金田一秀穂氏、ギタリストの村治佳織、女優の吉行和子らが最終審査会を開催し、文部科学大臣賞を選出した。

 大賞は、小学生の部「午後三時はちみつ色の犬眠る」(伊賀風香さん・12歳)、中学生の部「この川の名前も知らずさけ上る」(近藤之武さん・13歳)、高校生の部「年を越すわけのわからぬ達成感」(田坂岳さん・16歳)、一般の部A(40歳未満)「聖なる夜息子に一つ嘘をつく」(本間一徳さん・34歳)、一般の部B(40歳以上)「梟よ星のない夜は退屈か」(茂原朱美さん・68歳)、英語俳句の部「I suddenly noticed I’m able to touch the high shelf」(堀之内一棋さん・15歳)がそれぞれ選ばれた(各受賞者の年齢は応募時のもの)。

 表彰式では、第30回より、同賞の企画段階から協力してきた金子兜太さんの遺志を引き継ぐ賞として「金子兜太賞」を新設することが発表された。



関連写真

  • 文部科学大臣賞を受賞し喜びを語る田島もりさん (C)ORICON NewS inc.
  • 表彰式にはいとうせいこう氏、作家の宮部みゆき氏、日本語学者の金田一秀穂氏、ギタリストの村治佳織、女優の吉行和子らも出席した(C)ORICON NewS inc.
  • 『第29回 伊藤園お〜いお茶 新俳句大賞』表彰式の模様 (C)ORICON NewS inc.
  • 文部科学大臣賞を受賞し喜びを語る田島もりさん (C)ORICON NewS inc.
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