ポーラ美術館(神奈川・箱根町)は5日、都内で記者発表会を実施。パブロ・ピカソの「青の時代」の代表作である『海辺の母子像』下層部に、新聞紙が貼り付けられていたことを新たに発見したと発表した。製作過程や時期を見直す重要な手がかりとして、今後さらなる調査が進められる。 今回、展覧会の開催準備のため、ポーラ美術館はワシントン・ナショナル・ギャラリー、アートギャラリー・オブ・オンタリオと共同科学調査を実施。ピカソが1901年秋から04年、20歳から23歳までのころの作品群を指す「青の時代」の作品である『海辺の母子像』(1902年)を4月18日から20日にわたってハイパースペクトル・イメージング調査を行った。
2018/06/05