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話題のフォトグラファー・ヨシダナギが語る『クレイジージャーニー』の魅力

 独自の目線と強いこだわりをもって、スラム街、銃密造村、毒ガス充満の光る山…など、世界や日本を巡る人々の旅に同行するTBS系『クレイジージャーニー』(毎週水曜 後11:56)。番組名に偽りなく、毎回さまざまな常人離れした旅の様子が放映されているが、個性的なジャーニーたちの中でも、常連のひとりとして活躍しているのがフォトグラファーのヨシダナギ氏。30日発売の番組DVD『クレイジージャーニー vol.6』で、ヒンバ族との撮影に挑んでいるヨシダ氏に、現在の活動の原点から番組の反響などを聞いた。

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■番組初出演の舞台裏「イチかバチかで…」 人気ゆえ撮れ高への重圧をポツリ

 このほど出版された『ヨシダナギの拾われる力』(CCCメディアハウス)でも触れられているが、アフリカの少数民族に会いに行き、彼らと同じ格好になって打ち解けてから撮影した写真を自身のブログにアップしたところ、2015年に大手ウェブメディアに掲載。「趣味でポートレート写真は撮っていましたが、フォトグラファーではなくてイラストレーターでした。でも、なぜかそのウェブの記事に“フォトグラファー”として紹介されたんです。それから『クレイジージャーニー』の方から連絡をいただいて『フォトグラファーなんですよね?』と言われたのですが、その頃ちょうどイラストレーターをやめたかったので『…なんかそう言われていますね』って返しました。『でも、仕事じゃないけど』というニュアンスだったんですけど、そのままフォトグラファーとして出演することになりました」。記念すべき番組デビューでは、エチオピア南西部に暮らすスリ族の写真を撮影した。

 「作品として撮るということは初めてだったので、イチかバチかでやって、よく撮れたなと思います(笑)。フォトグラファーとして紹介してもらっていましたが、ちゃんとお金をもらってからプロだと名乗れると思うので、そういう意味ではプロではない状況でしたから。今オファーをもらっていたら、怖くて断っていると思うのですが、思い返せば当時は不思議とそんな感情はなかったですね(笑)。今みたいな作風になる前に1回トライしただけで、そのあとに『クレイジージャーニー』での撮影だったので、改めてよく行ったなというのと、スリ族に救われたなという感謝が大きいです」。

 現地の人たちと心を通わせるために、ためらいなく服を脱いで同じ衣装になり、同じものを食べるスタイル、そしてなにより写真のかっこよさが大きな反響を呼び、以来『クレイジージャーニー』に欠かせないメンバーとなった。「番組の反響は本当に大きくて、仕事量がすさまじく増えました。また、出演回数を重ねる度に外に出ると声をかけてもらったり、展示をやると『クレイジージャーニーで知りました』という声が圧倒的に多くて、深夜番組とはいえ、見ている人もすごく多いなと実感します。特に業界の人の認知度も高くて、写真業界とかアート業界の方々にも(番組のことを)知っていただいているなという印象を受けます」。もともとは、個人的にやっていたアフリカでの撮影。人気が高まるにつれ、番組や取材で行く機会が増え、金銭面も含めて“ひとり”ではできなかった撮影にもチャレンジできるようになったが、同時に“プレッシャー”を感じる瞬間もあるという。

 「撮れ高ですか…最近は特に気にしています(笑)。最初の頃は、技術的な面も含めて今よりもカメラの知識がなくて、それよりも(現地の人たちとの)コミュニケーションの方が不安だったのですが、良いのか悪いのか、回数を重ねるごとにカメラのことも覚えてしまって…。写真を失敗した回があって、写真をしくじるとこんなになるんだというのを学びましたし、撮ってきた写真を出した時に『少ない』と言われたこともありました。もともと、私は撮る枚数が少ない方なのですが『もっとないですか?』と言われた時に、やっぱり最低何枚みたいなのが言葉にされなくてもあるんだなと。ただ、行く期間がすごく短くて、テレビ用の撮影と私の撮影があって、思うように時間が割けない焦りもあったりして、実は最近はすごく大変です(笑)」。

■松本・設楽・小池のトリオMCを絶賛 出演者として感じる魅力「ディレクターさんがクレイジー」

 本人の口から苦悩を語られないとわからないくらい、番組を通して見る現地でのヨシダ氏の顔はキラキラしている。大胆な行動と写真の美しさにMCを務める松本人志設楽統小池栄子も毎回食い入るように画面を見つめているが、ヨシダ氏に3人の印象を聞いた。「こんなにちゃんと見てくれるんだなとうれしいですし、松本さんのコメントはすごいなと思いますね。トゥアレグ族の時の『にゃんこスター』という言葉や、ヒンバ族の時に私が当たり前のようにスルーしていた仕草をしっかり指摘された箇所など、ツッコミどころが本当に鋭いですね。設楽さんは、私が話を飛ばしちゃったり、あたふたしている時に、こう言いたいだろうなっていう風にやさしく導いてくださります。でも、この2人が暴走した時は小池さんがビシって言ってくれて3人がバランス取れている組み合わせだなと感心しながら見ています(笑)」。では、3人のうちで誰と旅をしてみたいか…そう問いかけるとヨシダ氏の目が光った。

 「小池さんはすごくタフだから、たぶん一緒に行ったらどこでも行ける気がします。でも、どこでも行けるとわかっている人よりは『嫌だ嫌だ』と言っている人が、どこまで本当に嫌で耐えられないかっていうのは気になりますよね(笑)。そんな人ほど、スイッチ入ったら吹っ切れるんじゃないかなと思うので、そういう意味では松本さんと行ってみたいです。本当に些細なところも気にされそうですので、そこをなんとなく見てみたいですね(笑)」。

 2015年の元旦深夜にスペシャルからスタートしてから早3年。ヨシダ氏がヒンバ族のもとを訪れた様子をはじめ、爬虫(はちゅう)類ハンターの加藤英明氏、ニューヨークの地下住人の実態に迫った丸山ゴンザレス氏、世界中のウイスキー蒸留所を巡る栗林幸吉氏、奇界遺産の佐藤健寿氏の活躍が収録されたDVD第6弾が30日に発売されるなど、未だに根強い人気を誇る。『謎解き冒険バラエティ 世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日系)などといった紀行バラエティーが注目を集めているが、出演者から見た『クレイジージャーニー』の魅力はどこにあるのだろうか。

 「私は好きで各地に行っているので、どんなハードなことでも楽しいんですけど、(同行する)ディレクターさんは、別にハードな旅がしたいわけじゃないですから、やっぱり『もっと楽なところに民族いませんかね』とか言ってくることもあるんです(笑)。それは本音だよなと思うんですけど、そんなことを言いながらも、いざカメラを回すとなると、体調が悪くても、すごく足場が悪いところでもカメラを持って歩きますし、足が汚れようが、お腹をこわしていようが、ついてきてくれるんです。私以外の方々の旅もハードな場面が多いと思いますが、好きじゃないところでもこんなについてくるというのは、やっぱりタフな人じゃないとできないかなと感じています。本当は私も弱音を吐きたい場面もあるのですが、ディレクターさんは愚痴こそ言いますが、弱音は吐かなくて、逆に『ナギさん、何言っているんですか』と言われるくらいなので…私たちよりも、たぶんディレクターさんたちの方が“クレイジー”だと思います(笑)」。



関連写真

  • TBS系『クレイジージャーニー』でおなじみのフォトグラファー・ヨシダナギ(C)ORICON NewS inc.
  • TBS系『クレイジージャーニー』でおなじみのフォトグラファー・ヨシダナギ(C)ORICON NewS inc.

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