米俳優のハリソン・フォードが演じた「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロ。彼の知られざる過去を描いた最新作『ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』が、間もなく公開される。米ロサンゼルス・ハリウッドで現地時間10日夜に行われたワールドプレミアのレッドカーペットに姿を見せなかったことは既報のとおりだが、密かに映画は鑑賞していたようで、しかも現地時間12日昼に同パサデナで行われた記者会見会場にハリソンが電撃訪問していたことがわかった。最新作で若き日のハン・ソロを演じたオールデン・エアエンライクが明かした。

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　オールデンは若き日のハン・ソロを演じたことについて「完全に理解できないほど大きな出来事だった。初めて（ミレニアムファルコン号の）コックピットに入ったときも、自分が実際にここにいるなんて信じられなかったよ。撮影が始まって2ヶ月くらい経った頃になって、ようやく実感が湧いてきたんだ」と振り返り、「撮影が始まる前にハリソンと話した。一緒にランチをしたんだ。2年前のことだ。彼は僕を応援してくれた」と明かした後、次のように語ったのだ。

　「きょうハリソンについて話しているときに、彼が後ろに来たんだよ。それは僕にとってすごい出来事だった。彼は映画を本当に気に入ってくれたようで、それを言うためにわざわざ来てくれたんだ」。

　実は、記者会見が行われる前、オールデンらキャスト陣とロン・ハワード監督、脚本を手掛けたローレンス・カスダンとジョナサン・カスダン（2人は親子）は、個別に各国のメディアの取材を受けていたのだが、取材を予定していたハワード監督が席を外して戻らず、しばらく待つ時間があった。どうやらその時、極秘裏にハリソンが会場を訪れ、オールデンやハワード監督らと面会していたようだ。

　レッドカーペットに姿を見せなかったのも、最新作の主役はオールデンであることを尊重してのことだったと、現地のメディアも伝えている。

　なお、記者会見には、オールデン、ハワード監督のほか、ハンの幼なじみで多くの謎をまとったキーラ役のエミリア・クラーク、ハンの悪友でランド・カルリジアンの若き日を演じるドナルド・グローヴァー、危険な冒険へとハンを導くベケット役のウディ・ハレルソン、チューバッカ役のヨーナス・スオタモ。

　ベケットの長年のパートナー、ヴァル役のタンディ・ニュートン、冷酷な新進の犯罪組織を率いるドライデン・ヴォス役のポール・ベタニー、ランドの相棒的存在の女性型ドロイドL3-37役のフィービー・ウォーラー＝ブリッジ、脚本を手掛けたローレンス・カスダンと息子のジョナサン・カスダンらが勢ぞろいした。