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星野源が“引きこもり侍”に「ワクワク」 『引っ越し大名三千里』映画化

 歌手で俳優の星野源が、『超高速!参勤交代』シリーズで知られる土橋章宏氏の時代小説『引っ越し大名三千里』が映画『引っ越し大名(仮題)』として2019年に公開されることが29日、わかった。歌手で俳優の星野源が主演を務め、高橋一生高畑充希が共演。3人にとって時代劇映画初出演となり、『のぼうの城』などを犬童一心監督がメガホンをとる。

映画『引っ越し大名(仮題)』で共演する(左から)高橋一生、星野源、高畑充希

映画『引っ越し大名(仮題)』で共演する(左から)高橋一生、星野源、高畑充希

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 同作は、生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩(なおのり)をモデルに、参勤交代をはるかに上回る莫大な費用がかかる無理難題の引っ越しをせねばならないお国の一大事を救うため、知恵と工夫で乗り切ろうとする姫路藩の藩士たちの姿を描く。

 星野が演じるのは、姫路藩書庫番でいつも書庫にこもりっきり、人と接するのが苦手ないわゆる“引きこもり侍”の主人公・片桐春之介。気弱でコミュ障に見えながらも、国替えを仕切る“引っ越し奉行”に任命され、持ち前の知恵を生かして成長していく。オファーを受けて「時代劇の主演だというのでどんなシリアスな役柄だろうと身構えたのですが、その役が『引きこもり侍』だと聞き、楽しい作品になりそうだと非常にワクワクしました」と期待。「久しぶりの主演作品『引っ越し大名』。春之介として精一杯楽しみたいと思います」と話している。

 春之介の幼なじみで、春之介を引っ越し奉行に推薦する御刀番・鷹村源右衛門を演じる高橋は「この役をなぜ僕にお声掛けくださったのか、うれしく思うと同時に不思議でなりませんでした。俳優は、少しずつそのイメージの幅が狭まってくるものだと理解しています。それでも僕は幸運な事に、今までいただいた役それぞれが独立していたと思います。ただ、今回演じる鷹村源右衛門は、今までとはさらに違った方法論を持ち出さなければならないことを感じていますし、それをこの組で、この共演者の方々と共に作っていけることが楽しみで仕方ありません」とコメント。

 前任の引っ越し奉行・板倉の娘で父親から受け継いだ引っ越しのコツを春之介に指南する於蘭(おらん)役の高畑は、『おげんさんといっしょ』(NHK)で星野と共演しており、「以前わたしの奥様だった(笑)源さん、高橋さんがいてくださることが、とてもとても心強いです。ほぼ紅一点、そわそわします。頑張ります」と意気込んだ。

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  • 映画『引っ越し大名(仮題)』で共演する(左から)高橋一生、星野源、高畑充希
  • 土橋章宏氏の原作『引っ越し大名三千里』

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