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赤江珠緒が語る新米ママ奮闘記 仕事復帰への不安と覚悟「リスナーと向き合って…」

 フリーアナウンサーの赤江珠緒(43)が、TBSラジオ『たまむすび』(月〜金 後1:00)に帰ってくる。これまで、持ち前の愛嬌とパワフルさで番組を引っ張ってきた赤江は昨年3月から産休に入り、同年7月に第1子女児を出産。1年間の産休期間を経て、4月2日の放送から本格復帰を果たす赤江に、ママになってからの心境の変化、子育ての奮闘ぶり、リスナーになって感じたラジオの魅力、パーソナリティーとしての覚悟などを迫った。

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■子育て中に気付いた“ステレオタイプ” ママになり半年以上も「オタオタしています」

 きょう、いろいろな媒体の方からインタビューをしていただいて、お話をさせてもらっているのですが、すべて合わせると2時間半くらいになるみたいで、ちょうど『たまむすび』の放送時間と同じなんです。子育てをしていると、大人とのちゃんとした会話というものが少なくなって、こんなにまとまって話さないですから、きょうのインタビューで「4月からは、これくらい話すんだな」と改めて感じました(笑)。これまで20年くらい仕事をしてきて、丸1年お休みをいただくことがなかったので、4月から復帰できるうれしい気持ちと、ちゃんとできるのかなという不安が入り混じっている感覚です。『たまむすび』を始めた頃とは違って、イチからやる訳ではないですけど、これから新たにひとつずつ積み上げていくだろうなという心地よい緊張感があります。

 昨年の7月27日に子どもが生まれたのですが、実際に子育てをやってみて、いかに自分がいろんなイメージで勝手にルールを決めていたのかということに気付かされました。私は、父がサラリーマンで母が家にいて…という家庭で育ちましたから、母親のモデルケースとして“働く女性”というものがなかった。だから、親がやってきてくれたことを自分も母親としてやりたいと思っていたのですが、よくよく考えると20代で子どもを産んで専業主婦になった子育てのベテランである私の母と、40代まで仕事一筋でやってきた私が、同じように子育てをやることは無理ですよね。だけど、無意識のうちに「やっぱり、3歳まで見てあげないとダメなんじゃない?」とか「母乳で育てたほうがいいんじゃないか」ということを勝手に決めつけて部分があって、実際に子育てをやってみるとそれがガラガラと崩れ落ちていきました。

 命を生み出すのは大層なことなので、子どもを産むと、もっと偉くなると思っていましたが、実際に産んだ後は「別に賢くも、偉くも、聖母みたいにやさしくもなっていないし、全然変わってないんですけど…」みたいな気持ちになって、自分が頭でっかちなイメージを持っていたなと思いました。愕然とした気持ちにもなったのですが、自分のステレオタイプを知られたことは、これから仕事をする上で絶対プラスになると捉えています。出産して体が弱っている、仕事に割ける時間も少なくなっているということは、以前と同じクオリティーの仕事ができるのかという不安はありますけど、無意識のうちに作っていた自分の枠組を取っ払った状態で、4月からはリスナーさんからのお便りとちゃんと向き合っていきたいですね。

 母親になって半年以上が経ちましたが、まだオタオタしています。歌が上手くないため、人の曲をちゃんとコピーできないので、自分で作った方がいいなと思って、オリジナルの子守唄を作って、歌っています。あと、育児はけっこう重労働なので、労働歌みたいなのがあると乗り切れるかなと思って、5曲くらい自分で作り出しました(笑)。私はもともと子どもが好きで、甥っ子や姪っ子も溺愛していたんです。だけど、自分の子どもが生まれて1〜2ヶ月くらいの頃に「甥っ子、姪っ子が生まれたときの方が『かわいい』と言っていたな。自分の子どもはかわいいと思ってないのかな」と心配になって、親に相談したことがあったんです。すると「それは当たり前。かわいいは当たり前で、それよりも常に生かさなきゃっていう責任感と重圧の方が大きすぎるから、そうなるんだ」と言われて、ハッとしました。そんな新米の母親でございます。

■リスナーとして感じた『たまむすび』の魅力 各曜日のパートナーに伝えたいこと

 産休の間も『たまむすび』は聞いていました。これまで、自分がやっていた時は毎日の放送に追われていたので「どこがおもしろいのか、何をもって『よし』としてもらっているのか」かがわからなくなっていたんです。ウチの番組は本当に情報性も何もなくて、ただ「アハハ」と笑って、午後をなんとなく楽しく過ごしてもらって、聞き終わったら、何をしゃべっていたか覚えてない…そんな能天気な番組だったんですけど、自分がリスナーになって聞いた時にルーティーンとして組み込まれてくると、すごく癒やされていることがわかりました。いろいろな理由があって外に出られない時に、大人同士の小粋な会話や、疲れている時に人の笑い声が聞こえてくると、とてもホッとするんですよね。パーソナリティーとしてやっている時は「こんな、どうでもいい話をしていていいのかな」って思うこともあったんですけど、リスナーになった時に手前味噌ですが『たまむすび』の特徴・特色というか、求められているものが見えてきた部分はあります。

 産休に入ってからは、ラジオを聞く機会が増えましたね。子どもとだけ向き合っていると、大人とコミュニケーションを取ることが減ってくるんですけど、ラジオを聞けば大人の会話が聞こえてくるので、それですごく癒やされるような感じがありました。ジェーン・スーさんの番組(『ジェーン・スー 生活は踊る』)に、リスナーとしてメールを送ったこともありました(笑)。相談のコーナーで「私も答えてあげたい!」と思って、アナログ人間なものでメールを打つのが遅くて、本当に時間が足りなくて「番組が終わっちゃう!」と焦りながら、何とかメールを送ったんですけど、採用されなかったんです(笑)。「本名で送るのはさすがにな…」と思って“となりのたまむすび”というラジオネームで送って、その日のスーさんのパートナーが同期の小倉弘子アナウンサーだったので「小倉ちゃん、出産頑張ってね!」という風になれなれしい感じも出したので、イケるかなと思ったんですけど、ダメでした。採用される人は、やっぱり一定のハードルを越えてこないといけないんだなと実感しました。

 『たまむすび』の方に話を戻しますと、産休中は各曜日のパートナーみなさんが私の時よりも楽しそうにしていて「おいおい! 私の時はこんなに前のめりになって話をしてなかったぞ」みたいな気持ちになりました(笑)。5年もやっているとマンネリになる部分もあったと思うので、私に代わってTBSの女子アナウンサーさんたちと新しく組み合わさると、ご本人が思っていないような化学変化もあって、新鮮だったんでしょうね。みなさんが、そういった部分を楽しんでいる感じが伝わってきて「なにー!」と思っていました(笑)。

 そんなことを言いながら、ずっと『たまむすび』を聞いていたので、パートナーのみなさんを身近に感じていて、自分が1年間も離れていた感覚がないんです。1年前にやってもらった送別会が2週間くらい前にあったような気がしているんですけど、そんな訳無いですもんね(笑)。きょうも取材で久しぶりにTBSに来たのですが、知らないビルも建っているし、局内のエレベーターもキレイになっているとかいろいろな発見があって、それで1年が経ったことをひしひしと実感しました。そういった新鮮な部分も、番組でお話することができたらと思っているので、今まで聞いてくれていた方はもちろん、新しく『たまむすび』を聞いてくれる方も増えたらうれしいです。



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  • 赤江珠緒 (C)ORICON NewS inc.
  • 赤江珠緒 (C)ORICON NewS inc.
  • 赤江珠緒 (C)ORICON NewS inc.

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