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『第10回CDショップ大賞』は米津玄師 かつてのネクストブレイク発掘路線は?
全国のCDショップ店員が選ぶ『第10回CDショップ大賞2018』の授賞式が３月８日、都内で行われ、米津玄師の『BOOTLEG』が大賞を受賞。準大賞には、ヒップホップMC／トラックメイカー／DJのPUNPEE『MODERN TIMES』と、３人組ロックバンドの台風クラブ『初期の台風クラブ』の２作品が選出された。
授賞式を欠席した米津は、ビデオメッセージを寄せ「CDを作るにあたって、自分でジャケットの画を描いたり力を込めていて、それがCDショップの店頭にならび、いろいろな方に届くのは本当に光栄なこと。これからも自分のペースで楽しいことをやっていきたい」と受賞を喜んだ。一方、ステージで準大賞の盾を受け取ったPUNPEEは「自由に好き勝手に作った１stアルバムでこうした評価をいただき、これでいいんだという自信になりました」、台風クラブの石塚淳（Vo/G）は「京都の兄ちゃんたちが集まって、仕事をしながら作りました。ここに立っているのが不思議な感じです」とそれぞれの喜びを語った。
今年で10回目となる同賞だが、開始当初の大賞は第１回が相対性理論、その後もTHE BAWDIES、andymoriとこれから伸びていくであろう新たな才能を発掘していたが、ここ数年では、第８回の星野源、第９回の宇多田ヒカル、そして今回の米津玄師とメジャーアーティストが受賞している。『第10回CDショップ大賞』実行委員長の仲西正代（山野楽器ミウィ橋本店・店長）は、一部コアな音楽ファンからはすでに売れているアーティストが大賞を受賞することへの意見があることも認めたうえで、「近年はCDショップ店員が本当に薦めたい曲、パワーのあるアーティストが選ばれています。そして、（それがメジャーアーティストでも）大賞を受賞すると、ショップではまだまだCDが売れます」と、選出した音楽がより幅広い層へ届けられていることを語る。
CDを購入するのが、そのアーティストのコアファンに限られる時代になり、大賞には“本当に聴いてほしい音楽”をより広く届けるという役割が課せられるようになっているようだ。その一方で、準大賞では今回もネクストブレイクを選出しており、さらに第４回からスタートしている地方賞では、全国を11ブロックに分けて、それぞれの地域出身もしくはゆかりのあるイチオシの若手アーティストを発掘しており、それを全国区へ発信していく施策も続けている。同賞ならではの新たな才能の発掘にも以前と変わらず取り組んでいる。
この日の授賞式後には、「CDショップの未来を語る」パネルディスカッションが開催され、CDショップ店員や販売店本部スタッフ、ラジオDJ、音楽マーケター、音楽コンサルタントらが、CDショップの現状とそれぞれの現場での取り組みについて語り合った。この10年あまりで、モノからコトへと消費が移るなか、CDを売るだけでない、CDショップだからできる音楽消費についての活発な意見交換が行われた。
■『第10回CDショップ大賞2018』受賞作品
【大賞】
米津玄師『BOOTLEG』
【準大賞】
PUNPEE『MODERN TIMES』、台風クラブ『初期の台風クラブ』
【入賞作品】※アーティスト名50音順
欅坂46『真っ白なものは汚したくなる』
Suchmos『THE KIDS』
竹原ピストル『PEACE OUT』
CHAI『PINK』
Hi-STANDARD『THE GIFT』
BiSH『THE GUERRiLLA BiSH』
My Hair is Bad『mothers』
【洋楽賞】
エド・シーラン『÷（ディバイド）』
【マエストロ賞】
桑田佳祐『がらくた』
【ライブ作品賞】
Hi-STANDARD『Live at AIR JAM 2000』
【クラッシック賞】
加藤訓子『J.S.バッハ：マリンバのための無伴奏作品集』
【ジャズ賞】
大西順子『Very Special』『Glamorous Life』
【演歌賞】
葵かを里『葵かを里全曲集〜雪の兼六園〜』
【リビジテッド賞】
TM NETWORK『GET WILD SONG MAFIA』
【特別賞】
安室奈美恵『Finally』
【地方賞】
北海道ブロック賞：THE BOYS＆GIRLS『拝啓、エンドレス様』
東北ブロック賞：アンテナ『モーンガータ』
関東ブロック賞：SUNNY CAR WASH『週末を待ちくたびれて』
甲信越ブロック賞：FAITH『2×3 BORDER』
北陸ブロック賞：YOCO ORGAN『GOOD BYE』
東海ブロック賞：ビッケブランカ『FEARLESS』
関西ブロック賞：ナードマグネット『MISS YOU』
中国ブロック賞：ゆるふわリムーブ『芽生』
四国ブロック賞：sympathy『海鳴りと絶景』
九州ブロック賞：彼女 IN THE DISPLAY『「GOLD EXPERIENCE REQUIEM』
沖縄ブロック賞：Anly『anly one』
授賞式を欠席した米津は、ビデオメッセージを寄せ「CDを作るにあたって、自分でジャケットの画を描いたり力を込めていて、それがCDショップの店頭にならび、いろいろな方に届くのは本当に光栄なこと。これからも自分のペースで楽しいことをやっていきたい」と受賞を喜んだ。一方、ステージで準大賞の盾を受け取ったPUNPEEは「自由に好き勝手に作った１stアルバムでこうした評価をいただき、これでいいんだという自信になりました」、台風クラブの石塚淳（Vo/G）は「京都の兄ちゃんたちが集まって、仕事をしながら作りました。ここに立っているのが不思議な感じです」とそれぞれの喜びを語った。
今年で10回目となる同賞だが、開始当初の大賞は第１回が相対性理論、その後もTHE BAWDIES、andymoriとこれから伸びていくであろう新たな才能を発掘していたが、ここ数年では、第８回の星野源、第９回の宇多田ヒカル、そして今回の米津玄師とメジャーアーティストが受賞している。『第10回CDショップ大賞』実行委員長の仲西正代（山野楽器ミウィ橋本店・店長）は、一部コアな音楽ファンからはすでに売れているアーティストが大賞を受賞することへの意見があることも認めたうえで、「近年はCDショップ店員が本当に薦めたい曲、パワーのあるアーティストが選ばれています。そして、（それがメジャーアーティストでも）大賞を受賞すると、ショップではまだまだCDが売れます」と、選出した音楽がより幅広い層へ届けられていることを語る。
CDを購入するのが、そのアーティストのコアファンに限られる時代になり、大賞には“本当に聴いてほしい音楽”をより広く届けるという役割が課せられるようになっているようだ。その一方で、準大賞では今回もネクストブレイクを選出しており、さらに第４回からスタートしている地方賞では、全国を11ブロックに分けて、それぞれの地域出身もしくはゆかりのあるイチオシの若手アーティストを発掘しており、それを全国区へ発信していく施策も続けている。同賞ならではの新たな才能の発掘にも以前と変わらず取り組んでいる。
この日の授賞式後には、「CDショップの未来を語る」パネルディスカッションが開催され、CDショップ店員や販売店本部スタッフ、ラジオDJ、音楽マーケター、音楽コンサルタントらが、CDショップの現状とそれぞれの現場での取り組みについて語り合った。この10年あまりで、モノからコトへと消費が移るなか、CDを売るだけでない、CDショップだからできる音楽消費についての活発な意見交換が行われた。
■『第10回CDショップ大賞2018』受賞作品
【大賞】
米津玄師『BOOTLEG』
【準大賞】
PUNPEE『MODERN TIMES』、台風クラブ『初期の台風クラブ』
【入賞作品】※アーティスト名50音順
欅坂46『真っ白なものは汚したくなる』
Suchmos『THE KIDS』
竹原ピストル『PEACE OUT』
CHAI『PINK』
Hi-STANDARD『THE GIFT』
BiSH『THE GUERRiLLA BiSH』
My Hair is Bad『mothers』
【洋楽賞】
エド・シーラン『÷（ディバイド）』
【マエストロ賞】
桑田佳祐『がらくた』
【ライブ作品賞】
Hi-STANDARD『Live at AIR JAM 2000』
【クラッシック賞】
加藤訓子『J.S.バッハ：マリンバのための無伴奏作品集』
【ジャズ賞】
大西順子『Very Special』『Glamorous Life』
【演歌賞】
葵かを里『葵かを里全曲集〜雪の兼六園〜』
【リビジテッド賞】
TM NETWORK『GET WILD SONG MAFIA』
【特別賞】
安室奈美恵『Finally』
【地方賞】
北海道ブロック賞：THE BOYS＆GIRLS『拝啓、エンドレス様』
東北ブロック賞：アンテナ『モーンガータ』
関東ブロック賞：SUNNY CAR WASH『週末を待ちくたびれて』
甲信越ブロック賞：FAITH『2×3 BORDER』
北陸ブロック賞：YOCO ORGAN『GOOD BYE』
東海ブロック賞：ビッケブランカ『FEARLESS』
関西ブロック賞：ナードマグネット『MISS YOU』
中国ブロック賞：ゆるふわリムーブ『芽生』
四国ブロック賞：sympathy『海鳴りと絶景』
九州ブロック賞：彼女 IN THE DISPLAY『「GOLD EXPERIENCE REQUIEM』
沖縄ブロック賞：Anly『anly one』
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提供元：
2018/03/08
