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世界初上映にファンも熱狂 「こういう『スター・ウォーズ』を待っていた」

 米ロサンゼルスのダウンタウン近くにある「シュライン・オーディトリアム」で現地時間9日、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の世界初上映会“ワールドプレミア”が実施された。作品の顔とも言えるマーク・ハミルは、日本時間5日に来日し、6日・7日にプロモーション活動を行った後、8日に日本を発って、このプレミアに参加するハードスケジュール。それにもかかわらず、幸せオーラを振りまきながらレッドカーペットを歩いていた。

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)ワールドプレミアにキャスト・スタッフ、そしてファンも大集合(撮影:Jesse Gran)(C)2017 Getty Images

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)ワールドプレミアにキャスト・スタッフ、そしてファンも大集合(撮影:Jesse Gran)(C)2017 Getty Images

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 現地には、地元アメリカだけなく、中国、英国、イタリア、スペイン、そして日本からのORICON NEWSを含む4媒体を含め、世界各国から集まったテレビカメラやスチールカメラ、ペン記者合わせて約400人の報道関係者が集結。

 マークは日本のメディアの呼びかけに笑顔で応え、初上映に熱狂するファンの姿を目の当たりにした感想を「言葉に表せないよ! この目で見ていても信じられないぐらいだ! ファンたちの熱狂は昔から変わらない。だからといって、それを当たり前のことだとは思わないけれど、やはりすごいものがあってめちゃくちゃうれしいよ!」と語った。

 来日予定を直前にキャンセルしたレイ役のデイジー・リドリーも、日本のメディアの取材エリアで立ち止まり、「残念ながら日本には行けなかったのですが、きょうロサンゼルス、この後ロンドン、そして上海を回ります。こうやって世界を回れることはとても面白い経験です。それぞれの国のファンが少しずつ違うのですが、ファンの皆さんが寄せてくれるスター・ウォーズ愛は、どの国も同じく大きなものがあります」とコメント。

 「今回の作品はさまざまなレベルで人々に訴えかけるものがあり、それらが魔法のように組み合わされていて、うまく“はまっている”と思います。『スター・ウォーズ』をこんなに皆さんが大切に思っていてくれているということもあります。これからも人々の心に訴えかける作品にしたいですね」と話していた。

 会場の一角にはグッズを持参したり、コスプレをしたファンが集まり、いまの気分を聞けば、皆、口をそろえて「エキサイティング!」とフィーバー。映画に登場するファーストオーダー(帝国軍)の四足歩行型兵器「AT-M6」も実寸大に近い大きさで再現され、レジスタンスがレーザー光線で応戦するセットを模した仕掛けがさらに気分を高める。

 上映会場のシュライン・オーディトリアムはアカデミー賞やグラミー賞の授賞式会場にもなったことがある歴史ある劇場で、収容人数約6300席。その客席がびっしり人で埋まっていた。上映前には、スタッフ・キャストによる舞台あいさつが行われ、まず、本作のプロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ氏、音楽を担当するジョン・ウィリアムズ氏、プロデューサーのラム・バーグマン氏、ライアン・ジョンソン監督が登壇。ライアン監督が昨年12月に亡くなったキャリー・フィッシャーさんの功績を称え、追悼した。

 キャストは、C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ、チューバッカ役のヨーナス・スオタモ、マズ・カナタ役のルピタ・ニョンゴ、スノーク最高指導者役のアンディ・サーキス、ホルド役のローラ・ダーン、ハックス将軍役のドーナル・グリーソン、キャプテン・ファズマ役のグウェンドリン・クリスティ、DJ役のベニチオ・デル・トロ、ローズ・ティコ役のケリー・マリー・トラン、フィン役のジョン・ボイエガ、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、レイ役のデイジーの順で登壇。最後にルーク・スカイウォーカー役のマークがステージ上に呼び込まれると、客席ではスタンディングオベーションが起きていた。

 上映が始まり、お決まりのメインテーマが流れるや、拍手喝采、指笛があちこちで鳴り響いた。上映終了のエンドロールでもスタンディングオベーションが起こり、キャリー・フィッシャーへの追悼メッセージが流れると、ひと際大きな拍手が沸き起こっていた。

 招待客には映画関係者も多かったのだが、1977年公開の第1作『スター・ウォーズ/新たなる希望』からのファンと思われる40代以上のファンから、彼らに連れられた小さな子どもたちまで幅広い層の観客が幸せそうな笑顔で出口に向かう。「映画どうだった?」とたずねると、ネタバレ禁止を心得たコメントを返してくれた。

 40代の女性2人連れは、「最高だった! 特に映像美がすばらしかったと思う」といい、印象に残ったキャラクターとして、一人はカイロ・レンを、もう一人は新キャラクターのローズの名を挙げて「ローズが新しい希望を与えてくれた」と話した。

 27歳の男性はマーク・ハミルを絶賛し、「20年間、こういう『スター・ウォーズ』を待っていたんだ。リアリスティックな描写で、深遠な物語で、感動的なエンディング。心をわしづかみにされたよ。マークはアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるべきだね、応援しているよ」と熱弁。両親と来場した小学生の男の子とその弟も「グレイト!」「アメイジング」と楽しかったようだ。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

関連写真

  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)ワールドプレミアにキャスト・スタッフ、そしてファンも大集合(撮影:Jesse Gran)(C)2017 Getty Images
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて、ファンと写真撮影するマーク・ハミル(撮影:Alex J. Berliner)(C)ABImages
  • レイ役のデイジー・リドリー (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。フィン役のジョン・ボイエガ(C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。ライアン・ジョンソン監督(C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。ローズ・ティコ役のケリー・マリー・トラン (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ(C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。本作からチューバッカ演じるヨーナス・スオタモ (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。本作からチューバッカ演じるヨーナス・スオタモ(左)、カイロ・レン役のアダム・ドライバー(右)とこの身長差 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。DJ役のベニチオ・デル・トロ(C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。AT-M6
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。レジスタンスの兵器 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)LAのワールドプレミア会場にて。ファンエリア (C)ORICON NewS inc.

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