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マーベル、次のヒーローは日本人? “生みの親”スタン・リー氏「アリかもしれない」

 マーベル・コミックの名誉会長を務め、『スパイダーマン』や『X-メン』などのコミックの原作者であるスタン・リー氏(94)が11月30日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で名誉親善大使を務める『東京コミックコンベンション2017』(コミコン)の記者発表会に参加した。

 リー氏は数々のスーパーヒーローコミックを手がけ、現在もマーベル・コミックの実写映画の製作総指揮を務める。アイデアが浮かぶ秘密を問われるとリー氏は「私は本当にラッキーなんですけど才能があるんです。天才なんです」と本場のアメリカン・ジョーク。そしてスパイダーマン誕生の秘話を明かした。

 ある日、壁をはうハエを見たリー氏は「壁にくっつくスーパーヒーローがいればいいな」と思ったという。そこから着想し「フライマン(ハエ男)という名前はあまりドラマチックな感じではなかった。スパイダーマンという名前にしようと決めた」と回想した。ただ、主人公のピーター・ベンジャミン・パーカーは、当時としては異例の10代のキャラで、個人的な悩みを抱える人物にした。アイデアを出版社に持ち込むと「今まで聞いた中で最悪のアイデア。スパイダーはみんな嫌い。10代はサイドキック(相棒)だけ。個人的な問題を抱えるのは人間だけでヒーローはスーパー」と断罪された。

 しかし、諦めなかったリー氏は、別のコミックの一部にスパイダーマンを出演させた。その1ヶ月後、そのコミックがベストセラーとなったことで出版社の人間がリー氏のもとを訪れ「スパイダーマンのキャラクターはいいと思っていた。それをレギュラーにしましょう!」と手のひらを返したという。「そこからスパイディ(スパイダーマン)が生まれたんです」と得意げな表情で裏話を披露した。

 また、日本にもアニメや漫画の文化がある。リー氏は「日本で漫画を作ったことはない。日本人ではないので。でも、日本人のヒーローを作るのはアリかもしれない。いつも新しいものを探しているので」と思わぬタイミングでアイデアをぽつり。「ここで会見を終わりにしましょう! このアイデアをすぐに考えたい」とジョーク交じりにイメージを膨らませた。

 そして、今まで人種や国籍、性別にこだわらずにヒーローを作っていることを念頭に置き「もっともっと(さまざまなヒーローが)出てきた方がいい。日本で漫画を作るなら日本人のキャラクターを書くのは当たり前。少しずつ新しいキャラクターを取り入れるのが大切。今後はさまざまな人種の人が一緒に出ることがあるのでは」とアベンジャーズシリーズなどに日本人が出る日を示唆していた。

 コミコンは1970年に米国でスタート。東京コミコンは昨年に第1回が開催された。今年は12月1日から3日まで千葉・幕張メッセで催され、昨年に続きリー氏、俳優の竹内涼真らが参加する予定となっている。



関連写真

  • スタン・リー氏 (C)ORICON NewS inc.
  • スタン・リー氏 (C)ORICON NewS inc.

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