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戸田恵子、鶴ひろみさんしのぶ「とにかく悲しい」 “3日前”の約束「いつか守れたら」

 アニメ『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ)で主人公・アンパンマンの声を務める女優の戸田恵子(60)が22日、自身のブログを更新。同アニメでドキンちゃんの声を担当し、16日に大動脈解離のため亡くなった、鶴ひろみさん(享年57)をしのんだ。

戸田恵子 (C)ORICON NewS inc.

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 戸田は「コメファミの皆様、たくさんのご心配を頂き、そして応援、本当にありがとうございます。舞台で泣いて、プライベートで泣いて、私の体内に涙はどれくらいあるのだろうか…。とにかく悲しいです。そんな毎日です」と、つらい胸中を吐露。それでも、同アニメ原作者のやなせたかしさんの描いたアンパンマンの絵と、そこに書かれた「悲しみに 負けそうなとき ゲんこつで 涙ふきなさい やっつけなさい よわいこころ」の色紙を添えた。

 また、きのう深夜3時頃の出来事に触れ、「ふと見ると、数年前にコストコで買ったライトキャンドルの1つが、点けてもいない背の高い方のライトキャンドルが、ゆらゆら灯ってるではありませんか!? あれ? おかしいな?と手に取ったらふわっと消えたんです。急にサワ〜って空気が流れた気がしました。もしかしたら鶴ちゃん来たのかなぁって思いました。残念ながら私には霊感も何もないので分からないのだけど。スィッチも入ってないのに灯るなんてね」と不思議な体験をつづった。

 さらに「鶴ちゃんが星になる3日前に、ご飯一緒に食べたんだよ」と明かした戸田。「とにかく、美味しい!を連呼して、幸せー!って言ってた。その時、お願いされたことがあるんだ。お願いというか、希望というか。何気に返事はしたけど、今となっては守らなければ!と思ってる。うちの事務所の社長にはそのこと伝えたので。いつか守れたら皆さんにもお知らせしたいです」と記した。

 最後は、今週月曜日の『アンパンマン』収録日に触れ「30年もずーっと月曜日。そして11月20日の月曜日は、チームの誰もが行きたくなかった月曜日。鶴ちゃんが大好きだった紫色の花を買って行きました」と写真を掲載。「さんざん泣いたからスタジオでは泣かないんだ! 一応リーダーなんだから!と固く決めてスタジオに入ったのに、5分と持たなかった。皆んなボロボロだ。ボロボロのズタボロだ。先週居た人が、今週は居ないなんて。わけわかんないよ」と回顧。

 「鶴ちゃんの座る定席は、私の左隣なんだよね。でも何度 横を見ても居ないんだ。皆んなでなんとか頑張った。とにかく頑張った。ジャンプしたり、胸を何回も叩いたり、大きく息を吐いたりして、気をそらしてそらして台詞を言った。皆んなで乗り越えた。いや、実際は乗り越えてはいないんだよ。当分は乗り越えられないのは分かってる」と思いをつづり、冒頭にも記した「げんこつで涙をふくんだ」の言葉とともに「鶴ちゃんのこと、ゆっくりゆっくりWebマガに認め始めています。いさなみすやお」と結んだ。

 17日に鶴さんの所属事務所は、死因について「運転中に大動脈剥離のため」とし、通夜および告別式については親族のみにて家族葬を執り行うと発表。鶴さんは、『アンパンマン』のほか、『ドラゴンボール』シリーズ(フジテレビ)ブルマ役、『きまぐれオレンジ☆ロード』鮎川まどか役、など数多くの声を務めた。

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