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津田健次郎、『スター・ウォーズ』日本語吹き替え声優の醍醐味

 2015年公開の映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に初登場したキャラクターのカイロ・レン(アダム・ドライバー)。『フォースの覚醒』のその後を描いた『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(公開中)で、彼がどんな人間か、どういう経験をしてきたのか、少しだけわかってきて、ますます興味深いキャラクターになってきた。もう一人のカイロ・レンともいえる日本語吹き替えを担当している津田健次郎に話を聞いた。

 『遊戯王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人役や『TIGER & BUNNY』ファイヤーエンブレム/ネイサン・シーモア役など声優業を中心に、舞台出演、ナレーション、ラジオパーソナリティーなど多方面で活動している津田。吹き替え声優として「スター・ウォーズ」作品の一部になった心境とは?

 「初めて『スター・ウォーズ』を観たのは小学生の時だったかな。オリジナル三部作にドハマリした世代です。世界観がはっきりしていて、子どもながらにきっと宇宙には『スター・ウォーズ』に出てくるような惑星や生き物がいるんだろうなって。ライトセーバーやR2-D2などのディテールも、冒険譚も、自分の好みにきっちりはまった作品でした。大人になってまさか吹き替え声優として参加できるなんて。特にひかれたのはダース・ベイダー。悪役だけど、悪役だから? あのかっこよさは何なんでしょうね。そのダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レン役に決まって、マスクかぶった時に加工された声になってうれしかったです」。

 キャスト・スタッフが来日してプロモーション活動を展開した際も、作品の中身については沈黙を貫くなど、秘密保持が徹底されていた。その約束を守っているのは、日本語吹き替え版の声優たちも同じ。「うれしい悩みといいますか。『スター・ウォーズ』という作品に参加できた喜びとともに、大きな楽しい秘密を抱えている高揚感はありました」と明かす。

 声で演じるにあたって、カイロ・レンというキャラクターとはどのように向き合ったのだろうか。

 「ダース・ベイダーと大きく違うところでもあるのですが、カイロ・レンの精神性がまだ完成されていないところをどう演じるのかが一番のポイントになるな、と思っていました。感情のコントロールができなくて八つ当たりしちゃうところとか、まさに悩める青年なんですよね。そして、すごくピュア。純粋に悪になろうとするから葛藤が生まれる。ネガティブな感情がうずまきまくっている感じに感情移入してしまうと思うんです。そこが、いままでの『スター・ウォーズ』と違う新基軸というか、カイロ・レンの不安定さはその象徴というべきか。勝手な解釈ですが、それは『フォースの覚醒』で登場した若いキャラクター、レイやフィンにも言えることだと思うんです」。

 最後に、吹き替えの仕事の醍醐味を聞いた。

 「吹き替えの場合、完成されたお芝居があるというところからはじまります。カイロ・レンであればアダム・ドライバーさんのせりふの言い方、抑揚などの原音にどれだけ寄せられるかというのを念頭に置きつつ、英語と日本語の根本的な違いを埋め、日本語吹き替え版の音響監督の演出のもと自分が演じることで生まれる感情表現が合わさり、日本語吹き替え版だけのカイロ・レンになる。その達成感が一番なのかな、という気がします。日本語吹き替え版の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』も楽しんでいただけたらうれしいですね」。



関連写真

  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(公開中)カイロ・レン(右)の日本語吹き替えを担当する津田健次郎 (左)(C)ORICON NewS inc.
  • イベントなどで欠かせない存在のカイロ・レンとストームトルーパー (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(公開中)カイロ・レン(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

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