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浦沢直樹氏の新連載『夢印-MUJIRUSHI-』 ルーヴル美術館と共同プロジェクトPV公開

 『YAWARA!』『MASTERキートン』(ストーリー/勝鹿北星・長崎尚志)『20世紀少年』などで知られる漫画家、浦沢直樹氏の新作『夢印-MUJIRUSHI-』が、20日発売の『ビッグコミックオリジナル』(小学館)で連載開始となる(毎月5日、20日の月2回発売の同誌で毎号掲載予定)。浦沢氏にとって久しぶりのフル連載となる『夢印-MUJIRUSHI-』は、フランスにある世界最大級の美術館「ルーヴル美術館」が企画する「ルーヴル美術館BD プロジェクト」作品のひとつ。フランス国内外の漫画家たちに、ルーヴル美術館をテーマに自由に作品を描いてもらう、という前代未聞のプロジェクトだ。

浦沢直樹氏の新連載は、ルーヴル美術館がテーマ

浦沢直樹氏の新連載は、ルーヴル美術館がテーマ

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 「BD」とはフランス語圏で古くから独自に発展してきた「バンド・デシネ」という漫画文化の略で、子どもから大人まで幅広い年代の人たちに楽しまれている。「バンド・デシネ」には、大衆的な作品はもちろん、絵画のように描かれた作品も多く、そうした特徴から、フランスにおいては「第9の芸術」(※)と位置づけられる。「ルーヴル美術館BD プロジェクト」の目的は、「漫画」を通して、より多くの人々にルーヴル美術館の魅力を伝えること。これまでに『ビッグコミックオリジナル』で谷口ジロー氏が『千年の翼、百年の夢』を、松本大洋氏が『ルーヴルの猫』を連載するなど、同プロジェクトには日本人作家も参加している。

 連載開始に先がけて『夢印-MUJIRUSHI-』第1話の一部カットが見られるプロモーションムービーが、公式YouTubeチャンネルで19日より公開。動画は、ルーヴル美術館の世界を表現すべく、フランスの空気を感じるレトロでおしゃれな音楽と、フランス語の語りでスタート。冒頭ではルーヴル美術館や浦沢氏本人、そしてエッフェル塔の映像とともに、新連載『夢印-MUJIRUSHI-』が始まることをナレーションと字幕で伝える。

 地下道やトンネルのような場所をスーツ姿の人物が息づかい荒く走る場面に切り替わると、音楽も一転、アグレッシヴなギターの演奏に。男性と少女が開けた扉の先には何が待ち受けるのか? 羽ばたく姿に顔のアップと、2 回も登場するカラスは何を意味しているのか? ムービーのラストに一瞬だけ見える3連の平行四辺形は何なのか? 第1話のカットと実写を織り交ぜた想像をかき立てる動画となっている。

※フランスにおける芸術の序列。第1から8まで順に「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」とされる(諸説あり)。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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  • 浦沢直樹氏の新連載『夢印-MUJIRUSHI-』プロモーション映像の場面カット
  • 浦沢直樹氏の新作『夢印-MUJIRUSHI-』10月20日発売の『ビッグコミックオリジナル』(小学館)で連載開始

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