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『ラブandベリー』アーケード・カードゲームから異例のCDヒット!

 現在、女子小・中学生の間で爆発的な人気を誇るアーケード・カードゲーム『オシャレ魔女 ラブandベリー』。同ゲーム発の衣装やアイテムが実際に販売され大人気となっていることは、すでにテレビ情報番組などでも取り上げられ、その人気の過熱ぶりは周知のところとなっているが、そうした一連のブームが今、音楽シーンにも波及をみせている。

 4月の月間アルバムチャート50位に入ったのが『オシャレ魔女 ラブandベリー2006春夏ソングコレクション』。アーケード・カードゲーム『オシャレ魔女 ラブandベリー』のゲーム内の楽曲を収録した内容だが、初登場時の4月17日付週間総合アルバムランキングでは13位にランクイン、月内売上で1.9万枚を売り上げることとなった。

アーケード・カードゲームとしても初めてのCDヒット

 『オシャレ魔女 ラブandベリー2006春夏ソングコレクション』はゲームからのCD第2弾にあたり、第1弾CDとなった前年秋リリースの『2005秋冬ソングコレクション』は、すでに累計3.5万枚を売り上げるヒットを記録している。

(C)SEGA
 純粋なキッズ向け作品としても、またア−ケードゲーム関連のCDという点でも異色のヒットとなっている。
 あえて類型作品を挙げるとすればやはりトレカが出発点である『ポケットモンスター』だろうか。売上的にも99年の『ポケモン♪ベストコレクション』の同等規模であり、このことからも『ラブandベリー』の人気の程がうかがえよう。純粋なアーケード・カードゲームとしても初めてのCDヒットとなった作品であり、ゲームとしても女児向けという点で異例のヒットである。背景とともにキッズ市場そのものにも変化が起きているということなのか、大いに注目を集めることになった。

 ゲームは、キャラクターの衣装をコーディネートし、その上でダンス対決をするというプロセスを持っている。「おしゃれ」と「ダンス」のキーワードは女児にはもちろん、親の間にも「ファッション・センスやリズム感覚をやしなわせることができる」と好評を得ているようなのだ。こうして親と子、双方に訴求することで、人気を獲得することになったとみられる。
 売上は、もともとキッズ向けが強いベットタウン地域の路面店や書店といった客層が比較的ファミリー層を中心とした店舗はもちろんとして、最近著しく進出している郊外の家電系ショップや、ショッピングモールやショッピングセンターにテナントとして入っているチェーン店でも好調な売上を記録している。特にショッピングモールやショッピングセンターといった郊外型の大型複合店ではファミリー層の集客が圧倒的に多く、ゲーム本体やゲームのマーチャンダイズ商品が展開されている売り場とも近い。その相乗効果もあって、CD売上に追い風となったようだ。


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