会話よりメールやSNSなどのテキストメッセージのやりとりが主流になりつつある今の時代だからこそ、“声”で気持ちを伝える良さに気づかせてくれる長編アニメーション『きみの声をとどけたい』が25日より劇場公開される。
海の見える日ノ坂町に住む女子高生のなぎさは、ある日、誰も使っていないミニFMステーションの存在を知り、ラジオDJの真似事から新たな世界、仲間と出会い、“声”を通じて小さな奇跡を起こす物語。メインキャラクターはなぎさをはじめとする7人の女子高生たち。その中の一人、矢沢紫音の声を担当した声優の三森すずこに見どころを聞いた。
――誰かと一緒に過ごした時間を大切に思う気持ちで満たされて、幸せな気分になれる映画だなと思いました。
【三森】そうですね! 観終わった後もポスタービジュアルのように青い空と青い海が広がる光景が目に浮かんでくる作品。現役高校生の方にも、青春はだいぶ前に過ぎ去ったという大人の方にも、世代問わず楽しんでいただけると思います。2017年の夏は、なぎさや紫音たちと一緒に楽しい夏を過ごしたな、そんな思い出になったらうれしいです。
――神奈川県の湘南が舞台設定のモデルになっていて、実在する電車や駅、寺、風景などが登場しますね。
【三森】私も湘南には何度か遊びに行ったことはあるのですが、なぎさたちが暮らす町の商店街として描かれているエリア(江ノ電が商店街の真ん中を走行する路面区間)や蛙口寺のモデルになった龍口寺には行ったことがなかったので、この作品のプロモーションで初めて現地を訪れた時は、「映画そのままだ!」と感動しました。なぎさたちに会えそうな気がしました。映画を観た後、湘南を訪ねてみるのも楽しいと思います。
――メインキャラクターを演じる7人のうち、三森さん以外の6人は、『キミコエ・オーディション』で選ばれた新人なんですよね。しかもそのオーディションに見届け人として関わっていました。
【三森】見届け人なんて、おこがましいと思ったのですが、ちょうどμ’sの活動が終了するタイミングでお話をいただいて、自分としても一つの大きな作品が一段落した今なら、自信を持って向き合えるかもしれないと思い、お引き受けしました。オーディションにはものすごい人数が集まって、その中からしぼられていく過程をずっと見てきて思ったのは、今、声優を目指している女の子が本当にたくさんいるんだな、それによって競争率があがって、選ばれし人たちのレベルもあがっているということです。皆の一生懸命でピュアなお芝居から私もたくさん刺激をもらいました。
――三森さんは女子高生の紫音の声だけでなく、その母親の声も担当されているそうですが。
【三森】そうなんです。母親役は初めてで、しかも親子2世代を一人で演じるというのも初めてでした。紫音は4歳の時から事故で昏睡状態になってしまった母親に寄り添いながら、ずっと寂しさを抱えてきた女の子。高校生になり、母がミニFMでDJをしていたことを知り、母のためになぎさたちがはじめたラジオ放送の仲間に加わります。そんな紫音を演じながらも、『なぎさたちと出会えてよかったね』と、母親目線になっている自分がいて(笑)。なので、事故に遭う前、赤ちゃんの紫音に子守唄を歌ってきかせるシーンなど、母親役も自然に等身大で演じることができました。母親が子どもに注ぐ愛情、子どもが母親に抱く愛情、その両方に私自身が満たされて、とても幸せな気持ちでした。私自身も母親の声に似ていると言われるのですが、今回の1人2役は良い経験になりました。
――本作は“声”の力として、“コトダマ”(言霊)の存在がクローズアップされています。願いを言い続ければきっとかなう。悪いことばかり口にしていると、それが現実となって自分に返ってきてしまう。昔から言い伝え、私も聞いたことがありました。
【三森】コトダマはあると思います。『ミルキーホームズ』という作品で声優ユニットとして活動していた時、『目標は、日本武道館!』と言っていたら、本当に実現しました(笑)。願いごとは口に出して言ってみるものだな、と実感した経験の一つですね。悪いことばかり口にしていると、バチがあたりそうです。「コトダマってあるんだよ」と必死に訴えるなぎさが本当にかわいらしいですし、彼女たちを見ていると心が洗われる、そんな作品だと思います。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
海の見える日ノ坂町に住む女子高生のなぎさは、ある日、誰も使っていないミニFMステーションの存在を知り、ラジオDJの真似事から新たな世界、仲間と出会い、“声”を通じて小さな奇跡を起こす物語。メインキャラクターはなぎさをはじめとする7人の女子高生たち。その中の一人、矢沢紫音の声を担当した声優の三森すずこに見どころを聞いた。
【三森】そうですね! 観終わった後もポスタービジュアルのように青い空と青い海が広がる光景が目に浮かんでくる作品。現役高校生の方にも、青春はだいぶ前に過ぎ去ったという大人の方にも、世代問わず楽しんでいただけると思います。2017年の夏は、なぎさや紫音たちと一緒に楽しい夏を過ごしたな、そんな思い出になったらうれしいです。
――神奈川県の湘南が舞台設定のモデルになっていて、実在する電車や駅、寺、風景などが登場しますね。
【三森】私も湘南には何度か遊びに行ったことはあるのですが、なぎさたちが暮らす町の商店街として描かれているエリア(江ノ電が商店街の真ん中を走行する路面区間)や蛙口寺のモデルになった龍口寺には行ったことがなかったので、この作品のプロモーションで初めて現地を訪れた時は、「映画そのままだ!」と感動しました。なぎさたちに会えそうな気がしました。映画を観た後、湘南を訪ねてみるのも楽しいと思います。
――メインキャラクターを演じる7人のうち、三森さん以外の6人は、『キミコエ・オーディション』で選ばれた新人なんですよね。しかもそのオーディションに見届け人として関わっていました。
【三森】見届け人なんて、おこがましいと思ったのですが、ちょうどμ’sの活動が終了するタイミングでお話をいただいて、自分としても一つの大きな作品が一段落した今なら、自信を持って向き合えるかもしれないと思い、お引き受けしました。オーディションにはものすごい人数が集まって、その中からしぼられていく過程をずっと見てきて思ったのは、今、声優を目指している女の子が本当にたくさんいるんだな、それによって競争率があがって、選ばれし人たちのレベルもあがっているということです。皆の一生懸命でピュアなお芝居から私もたくさん刺激をもらいました。
――三森さんは女子高生の紫音の声だけでなく、その母親の声も担当されているそうですが。
【三森】そうなんです。母親役は初めてで、しかも親子2世代を一人で演じるというのも初めてでした。紫音は4歳の時から事故で昏睡状態になってしまった母親に寄り添いながら、ずっと寂しさを抱えてきた女の子。高校生になり、母がミニFMでDJをしていたことを知り、母のためになぎさたちがはじめたラジオ放送の仲間に加わります。そんな紫音を演じながらも、『なぎさたちと出会えてよかったね』と、母親目線になっている自分がいて(笑)。なので、事故に遭う前、赤ちゃんの紫音に子守唄を歌ってきかせるシーンなど、母親役も自然に等身大で演じることができました。母親が子どもに注ぐ愛情、子どもが母親に抱く愛情、その両方に私自身が満たされて、とても幸せな気持ちでした。私自身も母親の声に似ていると言われるのですが、今回の1人2役は良い経験になりました。
――本作は“声”の力として、“コトダマ”(言霊)の存在がクローズアップされています。願いを言い続ければきっとかなう。悪いことばかり口にしていると、それが現実となって自分に返ってきてしまう。昔から言い伝え、私も聞いたことがありました。
【三森】コトダマはあると思います。『ミルキーホームズ』という作品で声優ユニットとして活動していた時、『目標は、日本武道館!』と言っていたら、本当に実現しました(笑)。願いごとは口に出して言ってみるものだな、と実感した経験の一つですね。悪いことばかり口にしていると、バチがあたりそうです。「コトダマってあるんだよ」と必死に訴えるなぎさが本当にかわいらしいですし、彼女たちを見ていると心が洗われる、そんな作品だと思います。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
2017/08/24