“無冠”山田孝之、賞レースに名乗り「どんな手を使っても獲る」
拡大写真「賞を獲ることしか考えていません」と気炎を上げる山田孝之 (C)ORICON NewS inc.
拡大写真「自分のことを知ろうとしている山田さんがかっこいいと思いました」という芦田愛菜 (C)ORICON NewS inc.
テレビ東京で放送されたドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』で生み出された同作は、「カンヌ映画祭で賞を獲る」という目的は継続して、カンヌ映画祭にも正式応募された。
ドキュメンタリードラマで作品の主演の“発案者”となった女優・芦田愛菜はこの日、司会として「今の山田さんにとって賞を目的として映画をつくることはないと思いますが、今後、そういう気持ちになることはあると思いますか?」と質問。山田は「いいえ、賞を獲ることしか考えていません」と即答。
「いい芝居もいい映画もいい俳優もどうでもいい。僕は賞のことだけを考えていきます。まずはなんとかして日本アカデミー賞に呼んでもらえるか。いまだに、18年やってていまだに声がかからない」と嘆きながら「なんとしてでも、どんな手を使ってでも賞を獲りたい!」と気炎を上げた。
松江哲明監督が「どんな手か使ったら獲れるもんなんですか?」と意味深ともとれる疑問を投げかけると「まずは貯蓄を増やします。そこからです」と答えて笑いを誘う山田。サブタイトルには「全告白」がついているが、「後悔しかないのでなんとか上映を止めたかった。後悔しかない。実験でやってみたけど実験は失敗することもある。さきほど上映後の舞台あいさつシーンとしてた…」と反省するシーンも。
それでも芦田が「自分のことを知ろうとしている山田さんがかっこいいと思いました」と尊敬の眼差しを送り、山下監督は「とにかくシンプルだけど情報量がすごいので浴びるような感覚でみて。考えることは後回しに感じていただければこの映画は楽しめる」と自信をみせていた。
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