俳優の升毅(61)が19日、都内で行われた主演映画『八重子のハミング』プレミア試写会イベントに登壇。42年にわたる芸能生活の中で、長編映画の主演は自身初の経験となったが「監督からお話をいただいた時は、役者の個人的な部分では『やったぜ!』っていう思いでした」と絶叫しながら喜びをかみしめた。
撮影がスタートするまでの2ヶ月間は、脚本を読みながら葛藤する日々が続いていたといい「カチッとしたプランができていないまま、撮影当日を迎えたのですが、始まった瞬間に自分じゃないというか、そこに主人公の石崎誠吾がいた感じで、自然に入っていけた」としみじみ。「こんな感覚は初めてだったんですけど、それで『こんな風にいたら、いいんだ』ってちょっと安心しました」と当時を振り返った。
舞台などでは“座長”として共演者を引っ張る立場の升だが、映画の現場では勝手が違ったようで「監督がいて、それぞれのスタッフの中にボスがいて、雰囲気が出来上がっていたので、そこに僕が入っていって何ができるんだろうって不安や葛藤がありました」と率直な思いを吐露。自主的な活動で、上映までこぎつけた佐々部清監督(59)との歩みにも触れ「監督の思いに応えようと、一緒になって命がけで取り組みました。大きな映画会社がついているわけではないですが、たくさんの方に見ていただきたいです」と呼びかけていた。
同作は、4度のガン手術から生還した夫が、アルツハイマー病を発症した妻に寄りそって介護を続ける12年間を描いた、夫婦の純愛と家族の愛情にあふれた物語。イベントにはそのほか、28年ぶりの劇場映画出演となる高橋洋子(63)、文音(29)、中村優一(29)、佐々部監督も登壇。同作は、5月6日より公開される。
撮影がスタートするまでの2ヶ月間は、脚本を読みながら葛藤する日々が続いていたといい「カチッとしたプランができていないまま、撮影当日を迎えたのですが、始まった瞬間に自分じゃないというか、そこに主人公の石崎誠吾がいた感じで、自然に入っていけた」としみじみ。「こんな感覚は初めてだったんですけど、それで『こんな風にいたら、いいんだ』ってちょっと安心しました」と当時を振り返った。
舞台などでは“座長”として共演者を引っ張る立場の升だが、映画の現場では勝手が違ったようで「監督がいて、それぞれのスタッフの中にボスがいて、雰囲気が出来上がっていたので、そこに僕が入っていって何ができるんだろうって不安や葛藤がありました」と率直な思いを吐露。自主的な活動で、上映までこぎつけた佐々部清監督(59)との歩みにも触れ「監督の思いに応えようと、一緒になって命がけで取り組みました。大きな映画会社がついているわけではないですが、たくさんの方に見ていただきたいです」と呼びかけていた。
同作は、4度のガン手術から生還した夫が、アルツハイマー病を発症した妻に寄りそって介護を続ける12年間を描いた、夫婦の純愛と家族の愛情にあふれた物語。イベントにはそのほか、28年ぶりの劇場映画出演となる高橋洋子(63)、文音(29)、中村優一(29)、佐々部監督も登壇。同作は、5月6日より公開される。

2017/04/19