ミュージカル『王家の紋章』の初日前囲み取材が7日、東京・帝国劇場で行われ、主演の浦井健治、新妻聖子が出席。今年1月に熱愛が報じられた新妻は直撃されたが「どうですかね」とはぐらかした。

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　年上の会社員男性との結婚前提で交際している報じられた新妻だが、報道陣から「年内に“新妻”になれそうですか？」という質問飛ぶと苦笑い。「どうですか？」と浦井に質問を受け流すと、思わぬ“被弾”をした浦井は「なんでオレが答えるんだよ」と大慌て。ここで囲み取材は強制終了となった。

　原作は細川智栄子氏と細川氏の妹・芙〜みん氏による1976年から『月刊プリンセス』（秋田書店）で連載されている少女漫画の傑作。古代エジプトにタイムスリップした16歳のキャロルが、若き王・メンフィスと恋に落ちる時空を越えた壮大な冒険物語。好評を博した昨年8月の初演に引き続き、同キャストでの再演となる。

　原作の大ファンという新妻は「この役をやるようになって月刊プリンセスをいただけるようになった」とにんまり。さらに「今回からメンフィス様の髪質がよくなった。よりなめらかに。漫画で細川先生たちが描く奇跡のキューティクルが再現されている」と浦井のカツラをなでながら、恍惚の表情を浮かべていた。

　今回は新妻の一番好きなシーンが脚本に加わったという。「『私を見て初めて笑ったな。もう1度、笑え私の腕の中で』っていうせりふが一番好き。メンフィスの純粋さを表している。そのシーンだけで満足」と熱弁。原作は単行本で62巻まで刊行されているが、ミュージカルは4巻までの内容。先のストーリーまでミュージカル化されるのかという質問に新妻は「ミュージカルに向いている強烈キャラがいっぱい控えている」と意欲。一方で「私たちが後、どれだけ16歳と17歳でいられるかという切実な問題が…」と寄る年波をぼやき、報道陣を笑わせていた。

　囲み取材には宮澤佐江も出席。同ミュージカルは、あす8日から5月7日まで同劇場で、5月13日から31日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。