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“デブゴン”サモ・ハン、11年ぶり来日「ずっと日本が気になっていた」

 カンフー映画で一世を風靡(ふうび)した香港アクション俳優サモ・ハン・キンポーことサモ・ハン(65)が6日、東京・新宿武蔵野館で行われた映画『おじいちゃんはデブゴン』(5月27日公開)の舞台あいさつに出席。映画のプロモーションとしては11年ぶりに来日を果たし、駆けつけたファンから大歓声で迎えられた。

11年ぶりに来日を果たしたサモ・ハン (C)ORICON NewS inc.

11年ぶりに来日を果たしたサモ・ハン (C)ORICON NewS inc.

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 日本では“デブゴン”の愛称で知られるサモ・ハンは、ブルース・リーに才能を見出され、『燃えよドラゴン』に盟友ジャッキー・チェンと共に出演。監督・主演を務めた『燃えよデブゴン』(78年)では限界まで体を張った危険なアクション&スタントにコメディー要素を融合させ、ジャッキーと共に香港映画の全盛期を彩った。

 この日のチケットは秒殺だったことが伝えられ、生サモ・ハンに涙を流して喜ぶファンの姿も。声援に笑顔で応えながら登場すると、「サモ・ハンです」と日本語であいさつし、「若い頃から年寄りになるまで応援してくれたことに感謝します」と話した。

 「ずっと日本が気になっていて、香港にいても日本食ばっかり食べていたよ」とリップサービスで盛り上げ、ユン・ピョウら豪華俳優陣が出演する同作について「一人ひとりに電話して『1日遊びに来ない?』って聞いたら『暇だからいいよ』って言われて出てもらったんだよ」と裏話を語った。

 サモ・ハンの日本語吹替え声優を務めてきた水島裕(61)もゲストとして登場し、「20代から吹替えをやらせてもらって、きょうまで時間の経過を一緒に過ごせたことが幸せ」と感慨深げ。久々の再会を果たし、「僕が吹替えをやった役者ってみんないなくなる。サモ・ハンだけが頑張ってくれて、途中監督に専念した時期もあったけれど、カムバックしてくれたことを心から喜んでいます」と声を弾ませた。

 サモ・ハンは次回作も企画していることを明かし、日本では20年ぶりにメガホンをとった主演映画『おじいちゃんはデブゴン』に続き、アクション監督として、ベニー・チャン監督との初のコラボレーションに挑んだ『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』(6月10日公開)と、最新作が連続公開される。

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  • 11年ぶりに来日を果たしたサモ・ハン (C)ORICON NewS inc.
  • サモ・ハン(右)の日本語吹き替え版声優・水島裕も駆けつけた=映画『おじいちゃんはデブゴン』の舞台あいさつ (C)ORICON NewS inc.
  • サモ・ハン=映画『おじいちゃんはデブゴン』の舞台あいさつ (C)ORICON NewS inc.

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