ファッション業界ではシーズンごとに「流行色」が変わるが、じつは自動車業界にもカラートレンドは存在する。アメリカの大手ペイント会社「アクサルタ コーディング システムズ」は、毎年「自動車人気色調査報告書」を発表。1953年から64年間にわたり、自動車の人気色の傾向を調査し続けている(※)。 2016年の報告書によれば、世界で最も人気が高かったのは「ホワイト」。自動車10台あたり約4台がホワイトだったという。地域別の特色としては、アフリカで特に「明るい色」が好まれる傾向があり、「シルバー」と「ホワイト」で63%。中国も半数以上が「ホワイト」だった。なお、ホワイトは純色の「ホワイトソリッド」と、高級感のある「パールホワイト」に分けられ、日本では後者の人気が高い。
2017/02/28