NHK・Eテレの子ども番組『おかあさんといっしょ』（月〜土　前8：00〜8：24）で、うたのお兄さんとしては歴代最長の9年間を務めた11代目うたのお兄さん・横山だいすけが番組から卒業することが発表された。

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　17日、東京・渋谷のNHK内の普段、収録を行っている103スタジオで記者会見が行われ、だいすけお兄さんは「（卒業は）僕から申し出したことです。苦楽をともにした仲間たちに支えられて、9年間走ってこられたのが何よりの宝物です。観てくださった方、子どもたちからもすてきなものをいただいきました。本当に皆さんありがとうございました」と、涙をこらえながら思いを語った。

　会見には、新年度からバトンを受け取る12代目・花田ゆういちろうも同席。「だいすけお兄さんから受け取るバトンはとっても重たく感じております。恐らく僕が想像しているよりはるかに深いお仕事なんだろうな、とプレッシャーも感じております。自分なりのうたのお兄さんを深めていきたい」と意気込み。8代目速水けんたろうの5文字を越える歴代最長の6文字のお兄さんが登場する。

　今年度から21代目・うたのお姉さんとして出演している小野あつこは、だいすけお兄さんやゆういちろうお兄さんがあいさつしている最中から、涙があふれ、「これからも子どもたちのために、一生懸命がんばります」と顔をくしゃくしゃにしながら決意を新たにしていた。

　だいすけお兄さんは、3月4日に北海道函館市、同11日に島根県益田市で開催されるファミリーコンサートに出演。5月に東京・NHKホールで予定されているファミリーコンサートにはゲスト出演する予定。3月30日がスタジオ収録分の最後の放送となり、ゆういちろうお兄さんも登場して、交代のあいさつをする。3月31日と4月1日はファミリーコンサートの模様が放送される。新しいお兄さんの登場は4月3日から。

　なお、体操のお兄さん・小林よしひさ、パント！のお姉さん・上原りさ、ムームー、ガラピコ、チョロミーはいままで同様、番組に出演するが、だいすけお兄さんが扮していた「かぞえてんぐ」のコーナーは終了となる。

■11代目うたのお兄さん　横山だいすけ
千葉県出身、5月生まれ。小学校3年から大学卒業まで合唱団に所属。国立音楽大学声楽科卒業。劇団四季を経て、2008年4月より11代目うたのお兄さんに。

■12代目うたのお兄さん　花田ゆういちろう
東京都出身、12月生まれ。国立音楽大学（声楽専攻）卒業。2017年1月に文学座附属演劇研究所を卒業。学生時代に、児童合唱団の指導を行うなど、子どもの歌に親しんできた。