大ヒットアニメーション映画『君の名は。』を手掛けた新海誠監督が『第40回山路ふみ子映画賞』の文化賞を受賞し25日、都内で行われた贈呈式に出席。受賞の記念品や花束を受け取った新海監督は「このような銀幕の中で輝いている方々に交じることがあまりなく、間違えた場所に来たような気分です。ただ伝統のある賞をいただいて大変にうれしく思っています」と恐縮しつつ、喜びを語った。 『君の名は。』が大ヒットを記録したが「決して狙ったことではなく、自分にもう一度できるとは思ってない」と謙そんした新海監督。「ただ作り手の方にとっては夢のあること」と切り出すと「『新海にできるなら俺にできる。なんであいつが?』と思ってる方が作り手、実写の世界、学生さんの中にもいると思う。それは事実だと思います。僕たちが手探りでやってきたことは、他の方にできても全くおかしくない。そういう作品がたくさん出てきて観客とつながっていけたら、僕も幸せです」と業界発展に願いを込めた。
2016/11/25