俳優の東出昌大(28)が2日、都内で『第29回東京国際映画祭』クロージング作品『聖の青春』(19日公開)舞台あいさつに出席。29歳で亡くなった天才棋士・村山聖さんの最大のライバルだった羽生善治三冠を演じた東出は、プロ棋士たちの真剣勝負について語り「村山さんが人生を苦しんだのはわかっているけれど、それでもぺしゃんこにしてやるんだっていう鬼のような思いで挑みました」と振り返った。 東出は、病と闘った村山さんについて触れると「羽生さんもプロ棋士の方も、盤面を挟んだ時には(村山さんに)容赦しない。人生を将棋にかけているからこそ手を抜くなんてことはしない」と力を込め、「勝負で黒がつくときは死にも等しい、自分の人生がぺしゃんこになる瞬間。それでも僕は鬼のような思いで撮影に挑みました」と語った。
2016/11/02