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実写『3月のライオン』キャスト発表 島田開は佐々木蔵之介「胃がキリキリ」

 俳優・神木隆之介主演で人気漫画を実写化する映画『3月のライオン』の第2弾キャストが発表され、プロ棋士・島田開を佐々木蔵之介が演じることが6日、わかった。主人公・桐山零を演じる神木と同様に、原作ファンからネット上でキャスティングを熱望されていた佐々木は「ご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります」とコメントを寄せている。

映画『3月のライオン』に出演する(上段左から)佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮(中断左から)有村架純、神木隆之介、豊川悦司(下段左から)清原果耶、倉科カナ、前田吟

映画『3月のライオン』に出演する(上段左から)佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮(中断左から)有村架純、神木隆之介、豊川悦司(下段左から)清原果耶、倉科カナ、前田吟

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 原作は、羽海野チカ氏の同名漫画。数々の漫画賞を受賞し、今秋にはNHKでテレビアニメが放送される。映画は、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンをとり、前編・後編の2部作で2017年春に公開される。

 中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町に一人で暮らす17歳の棋士、桐山零。幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、孤独を抱え、来る日も来る日も、すがりつくように将棋を指し続けた。そんなある日、同じ下町に住む川本3姉妹と出会い、将棋盤以外の“自分の居場所”を見つけていく。激しい才能と激情がうごめく棋士たちの生きる将棋の世界と、陽だまりのような川本家の食卓。数々の対局とあたたかな人々との交流を通じ、零は棋士として、人として、ある覚悟を決めていく――。

 新たに発表されたのは、零を将棋研究会に誘う島田役の佐々木のほか、周囲に凄みを利かせる強面な棋士・後藤正宗役の伊藤英明、史上4人目の中学生プロとなった天才棋士・宗谷冬司役の加瀬亮、3姉妹の長女・川本あかり役の倉科カナ、次女・川本ひなた役の清原果耶、三女・川本モモ役の新津ちせ、3姉妹の祖父・川本相米二役の前田吟、零の義姉・幸田香子役の有村架純、零の実父の友人で、零を内弟子として引き取ったプロ棋士・幸田柾近役を豊川悦司が演じる。

 プロ棋士の中でも天才・宗谷を演じる加瀬は「将棋の撮影は思ったより過酷で、スタジオの食堂で食券を渡す時に人差し指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています」と苦労をにじませる。

 原作を読んで、あかり役を演じたいと思っていたという倉科は「とてもうれしく、ただ、とれもプレッシャーに感じました。でも、そのプレッシャーを糧にして、楽しみながら演じたいと思います」と前を向き、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で注目を集め、今回500人ものオーディションを勝ち抜いた清原は「自分の中に強い芯を持っているけど、どこか儚い。そんなひなたを私なりに精一杯演じたいと思います」と意気込み。

 プロ棋士の父の関心を奪っていった零に対して、愛憎半ばする感情を抱いているという役柄を演じる有村は「今までに演じた事のない役柄に挑戦し、毎回密度の濃い撮影でした。何度も何度もテイクを重ねて作られていくシーンが不思議と心地よくて、まだまだ役を演じていたい思いでした」と充実した撮影を振り返っている。

 これまでの主演映画総数は50作品を超える、主役クラスのキャストたちが集まり、大友監督は「各々が背負った人生が香ってくるような、そしてその人生がまったく違う価値観であることが匂って来るような、多彩なキャスティングを目指しました。異種格闘技戦の如き、個性豊かなキャストによるぶつかり合いを日々楽しんで撮影しています」とコメントを寄せている。

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