放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する放送批評懇談会『第53回ギャラクシー賞』贈賞式が2日、都内で行われた。テレビ部門の大賞に選ばれたのは、テレビ朝日の『報道ステーション』で今年3月17日、18日に放送された「特集 ノーベル賞経済学者が見た日本」「特集 独ワイマール憲法の“教訓”」。平日帯のニュース番組が大賞を受賞するのは今回が初。キャスターの古舘伊知郎氏がドイツで1泊3日の弾丸取材を敢行した渾身のレポートで、「これこそがジャーナリズムの役割と責任」(テレビ部門委員長・丹羽美之氏)と称えた。 2015年度は戦後70年の節目を迎えた年だったこともあり、「戦争を深く見つめる優れた番組がたくさん寄せられた」と丹羽委員長。応募番組は過去最多の360本にのぼり、月間賞を受賞した47本を加えた407本が選考対象となった。
2016/06/02