音楽好きのお笑いコンビ・Wエンジンと注目の男性デュオ・吉田山田の異色の対談が実現。かねてよりチャンカワイが吉田山田の大ファンを公言し、チャンカワイのラブコールから始まった2組の出会いや、Wエンジンが“惚れてまうやろーっ!”と思わず言いたくなる吉田山田の楽曲について語り合った。
◆チャンカワイの片思いから始まった縁、Wエンジンの2人が吉田山田のあの曲で号泣
――そもそも、吉田山田とWエンジンの出会いは?
【山田義孝】 最初は雑誌の対談でした。
【チャンカワイ】 完全に僕の片想いでした。僕が吉田山田さんをテレビで観たとき、「希望とキャンディ」を歌っていて。僕が勝手に号泣し、勢いでブログに書いたところ、それが回り回って吉田山田さんの耳に届き、対談が実現しました。
【えとう窓口】 ブログで大好きと言っている話を聞いたときは、どう思われましたか?
【山田】 驚きましたよ。え〜! って。
【吉田結威】 だって、テレビで観ている方じゃないですか!
【チャン】 こっちこそテレビで観てた方ですよ……そのときも、ずっとこんな言い合いをしてました(笑)。
【吉田】 「希望とキャンディ」は、1stアルバムに収録された曲だったので、テレビで拝見した方に僕らの歌が届いていた初体験でした。デビューして1年くらい経っていましたが、チャンさんの話を聞いて、デビューした実感がジワジワわいてきたという。
【チャン】 ええ〜初がチャン! いいんですか?
【山田】 いえいえ、本当に嬉しかったです。
【吉田】 ブログの内容が、ただ単にいい曲だっただけじゃなく、チャンさんがどういう風に感動したか書かれていて。シンプルにうれしくて、お礼を言いたいと思っていたんです。
【えとう】 それじゃあ、最初の対談は吉田山田さんが望んだものだったんですね。
【吉田】 そうです。
【チャン】 だから、マネージャーさんに何回も確認しました。
【えとう】 ああ、ドッキリにかかることが多いからね。
【チャン】 そのていで、ぜんぜん違う漫才師がやって来る可能性もありますからね。どこの吉田と山田や! って(笑)。
【吉田】 あのとき携帯の番号交換をさせていただいたんですが、芸能人ではチャンさんが初めてでした。
【えとう】 また、初がチャン!
【山田】 けっこうな初めてを奪われています(笑)。
――お笑いと音楽。ジャンルは違えど、お互いシンパシーを感じている部分は?
【吉田】 僕らは、芸人さんにはすごくリスペクトの気持ちがあるんです。例えば、僕らはMCでどんなに笑ってもらえなくても、歌が上手く歌えればいいんです。芸人さんは、笑いにきた人を笑わせないと成功にならない。頭の回転が速くないとできない。だからきっとチャンさんも、とても頭のいい方だと思っています。
【えとう】 チャンさんの吉田山田さんに対する愛情は、隣にいる僕が一番わかっていますよ。僕はあまり音楽に詳しくないんだけど、チャンさんが聴き惚れたいろんな音楽を、すごく勧めてくれるんです。「日々」も「泣きますから」って言うので、そんなことあるわけないと思いながら聴いたら、ふたりで号泣でした。
【チャン】 空港でたまたまお会いしたとき、「日々」のCDを手渡しでもらって、それはもう自慢です。しかも「きっと気に入ってくれると思う」というコメント付き。あの経験はうれしくて最高でした。それから少ししてNHK『みんなのうた』で話題になって、WEBニュースになったり、すごく人気が出たときに、「もうムリや。もう電話できへん人や」って思ったんです。僕たちは、失恋したときしかニュースに載らないですからね(笑)。
◆お笑いとアーティストのライブでの違いとは?
――吉田山田のアルバム『47【ヨンナナ】』が発売されましたが、チャンさんはご結婚されて、『47【ヨンナナ】』の聴こえ方は変化しましたか?
【チャン】 変わりました。今までは落ち込んだときなどに、背中を押してくれる吉田山田さんの歌を聴いていました。でも『47【ヨンナナ】』に関しては、聴くタイミングが変わりそうです。奥さんが待っている家に帰る前やほっこりしたいとき、愛する人を想って聴くためのアルバムじゃないかと思うんです。
【吉田】 うれしいです。僕らは、それぞれの今の気分に合った曲を見つけて欲しいという気持ちです。チャンさんは、いつも1人の人間として、そのときの気持ちにフィットした聴き方をしてくれる。それが僕らの思惑とは違っていても、話を聞くだけで感動します。
【えとう】 ヘビーローテーションでずっと聴いていたんですが、何日聴いても心を離してくれないです。心を上げて落ち着かせて、上げて落ち着かせての繰り返しで。
【吉田】 ちょっとやりづらいなあ……基本踏みつけられて伸びるタイプなので、あまり褒められすぎても(笑)。
――吉田山田のおふたりは、47都道府県ツアーも控えていますが。
【吉田】 おふたりは、47都道府県を全て回りましたか?
【チャン】 沖縄をのぞいて全国行きましたよ。僕らはお笑いの営業ですけどね(笑)。僕らは、「このあと青果コーナーで特売やります!」っていう呼び込みも、込みでの営業ですから。
【山田】 僕らは、逆に行ったことのない土地のほうが多いので、どのくらいお客さんが集まるかわからなくて不安も感じています。誰もお客さんが来ないという夢も見ちゃったくらいで。
【吉田】 2人きりでワンマンをやること自体が久しぶりなので、そういう不安もありますね。やっぱり独特の緊張感があって、ごまかしがきかないというのが大きいです。そういう意味では、気持ちで負けないようにしたいです。
【山田】 おふたりもステージという部分で、感じることって何かありますか?
【えとう】 結成当初は、お互い考えていることが違ったり、意見が食い違ったりすることがあって。16年目にして、やっと気持ちが揃うようになって、そうやって徐々に作られてきたものがあります。昔は、俺たちは「惚れてまうやろーっ!」でウケたんだから、絶対やるべきだって頑なになったこともありました。状況に合ったことをやるのが最善策であると、今は思うようになりましたが、音楽のライブもまさに状況で変わるわけですよね。
【吉田】 そうですね。でも音楽とお笑いが違うのは、お客さんの反応です。お笑いは、みなさん声に出して笑って笑顔になって、一目瞭然ですよね。でも歌を聴いて感動したときの反応は、人それぞれ。手拍子してくれる人もいれば、ジッと聴きたいと思う人もいる。最初はそういうまばらな反応に、どうしよう? って思っていました。でも、今はそれがわかったので、動揺することはなくなりました。
(文:榑林史章)
★YouTube公式チャンネル「オリコン芸能ニュース」
◆チャンカワイの片思いから始まった縁、Wエンジンの2人が吉田山田のあの曲で号泣
――そもそも、吉田山田とWエンジンの出会いは?
【山田義孝】 最初は雑誌の対談でした。
【チャンカワイ】 完全に僕の片想いでした。僕が吉田山田さんをテレビで観たとき、「希望とキャンディ」を歌っていて。僕が勝手に号泣し、勢いでブログに書いたところ、それが回り回って吉田山田さんの耳に届き、対談が実現しました。
【えとう窓口】 ブログで大好きと言っている話を聞いたときは、どう思われましたか?
【山田】 驚きましたよ。え〜! って。
【吉田結威】 だって、テレビで観ている方じゃないですか!
【チャン】 こっちこそテレビで観てた方ですよ……そのときも、ずっとこんな言い合いをしてました(笑)。
【吉田】 「希望とキャンディ」は、1stアルバムに収録された曲だったので、テレビで拝見した方に僕らの歌が届いていた初体験でした。デビューして1年くらい経っていましたが、チャンさんの話を聞いて、デビューした実感がジワジワわいてきたという。
【チャン】 ええ〜初がチャン! いいんですか?
【山田】 いえいえ、本当に嬉しかったです。
【吉田】 ブログの内容が、ただ単にいい曲だっただけじゃなく、チャンさんがどういう風に感動したか書かれていて。シンプルにうれしくて、お礼を言いたいと思っていたんです。
【えとう】 それじゃあ、最初の対談は吉田山田さんが望んだものだったんですね。
【吉田】 そうです。
【チャン】 だから、マネージャーさんに何回も確認しました。
【えとう】 ああ、ドッキリにかかることが多いからね。
【チャン】 そのていで、ぜんぜん違う漫才師がやって来る可能性もありますからね。どこの吉田と山田や! って(笑)。
【吉田】 あのとき携帯の番号交換をさせていただいたんですが、芸能人ではチャンさんが初めてでした。
【えとう】 また、初がチャン!
【山田】 けっこうな初めてを奪われています(笑)。
――お笑いと音楽。ジャンルは違えど、お互いシンパシーを感じている部分は?
【吉田】 僕らは、芸人さんにはすごくリスペクトの気持ちがあるんです。例えば、僕らはMCでどんなに笑ってもらえなくても、歌が上手く歌えればいいんです。芸人さんは、笑いにきた人を笑わせないと成功にならない。頭の回転が速くないとできない。だからきっとチャンさんも、とても頭のいい方だと思っています。
【えとう】 チャンさんの吉田山田さんに対する愛情は、隣にいる僕が一番わかっていますよ。僕はあまり音楽に詳しくないんだけど、チャンさんが聴き惚れたいろんな音楽を、すごく勧めてくれるんです。「日々」も「泣きますから」って言うので、そんなことあるわけないと思いながら聴いたら、ふたりで号泣でした。
【チャン】 空港でたまたまお会いしたとき、「日々」のCDを手渡しでもらって、それはもう自慢です。しかも「きっと気に入ってくれると思う」というコメント付き。あの経験はうれしくて最高でした。それから少ししてNHK『みんなのうた』で話題になって、WEBニュースになったり、すごく人気が出たときに、「もうムリや。もう電話できへん人や」って思ったんです。僕たちは、失恋したときしかニュースに載らないですからね(笑)。
◆お笑いとアーティストのライブでの違いとは?
――吉田山田のアルバム『47【ヨンナナ】』が発売されましたが、チャンさんはご結婚されて、『47【ヨンナナ】』の聴こえ方は変化しましたか?
【チャン】 変わりました。今までは落ち込んだときなどに、背中を押してくれる吉田山田さんの歌を聴いていました。でも『47【ヨンナナ】』に関しては、聴くタイミングが変わりそうです。奥さんが待っている家に帰る前やほっこりしたいとき、愛する人を想って聴くためのアルバムじゃないかと思うんです。
【吉田】 うれしいです。僕らは、それぞれの今の気分に合った曲を見つけて欲しいという気持ちです。チャンさんは、いつも1人の人間として、そのときの気持ちにフィットした聴き方をしてくれる。それが僕らの思惑とは違っていても、話を聞くだけで感動します。
【えとう】 ヘビーローテーションでずっと聴いていたんですが、何日聴いても心を離してくれないです。心を上げて落ち着かせて、上げて落ち着かせての繰り返しで。
【吉田】 ちょっとやりづらいなあ……基本踏みつけられて伸びるタイプなので、あまり褒められすぎても(笑)。
――吉田山田のおふたりは、47都道府県ツアーも控えていますが。
【吉田】 おふたりは、47都道府県を全て回りましたか?
【チャン】 沖縄をのぞいて全国行きましたよ。僕らはお笑いの営業ですけどね(笑)。僕らは、「このあと青果コーナーで特売やります!」っていう呼び込みも、込みでの営業ですから。
【山田】 僕らは、逆に行ったことのない土地のほうが多いので、どのくらいお客さんが集まるかわからなくて不安も感じています。誰もお客さんが来ないという夢も見ちゃったくらいで。
【吉田】 2人きりでワンマンをやること自体が久しぶりなので、そういう不安もありますね。やっぱり独特の緊張感があって、ごまかしがきかないというのが大きいです。そういう意味では、気持ちで負けないようにしたいです。
【山田】 おふたりもステージという部分で、感じることって何かありますか?
【えとう】 結成当初は、お互い考えていることが違ったり、意見が食い違ったりすることがあって。16年目にして、やっと気持ちが揃うようになって、そうやって徐々に作られてきたものがあります。昔は、俺たちは「惚れてまうやろーっ!」でウケたんだから、絶対やるべきだって頑なになったこともありました。状況に合ったことをやるのが最善策であると、今は思うようになりましたが、音楽のライブもまさに状況で変わるわけですよね。
【吉田】 そうですね。でも音楽とお笑いが違うのは、お客さんの反応です。お笑いは、みなさん声に出して笑って笑顔になって、一目瞭然ですよね。でも歌を聴いて感動したときの反応は、人それぞれ。手拍子してくれる人もいれば、ジッと聴きたいと思う人もいる。最初はそういうまばらな反応に、どうしよう? って思っていました。でも、今はそれがわかったので、動揺することはなくなりました。
(文:榑林史章)
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2016/03/10