国民的キャラクター、ドラえもんやのび太が住む野比家の電話番号が“流出”する騒ぎが起きている。うわさの電話番号「0570-05-0903」にかけてみると、「ドラえもんやのび太くんが出た」という話や「深夜にかけたら留守番電話だった」なんて情報も飛び交っており、それら目撃談ならぬ“耳撃談”を総合すると、ドラえもんたちが家出を計画しているのではないか、という聞き捨てならない話にまで発展している。

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　野比家の電話番号が流出したのは、『コロコロコミック』や『少年サンデー』、『CanCam』など、小学館から発行されている雑誌、合計15媒体。それは、『ドラえもん』の世界が丸ごと体験できる夢の電話番号だった。

　トーク内容は時間帯によって異なり、各掲載紙に記載されている秘密のワードを使用すると、特別なエピソードが聞けることもある。ドラえもんの“ひみつ道具”が注文できたり、電話をかけた人の街までドラえもんが遊びに来ることもあるという。

　この「ドラえもんテレフォン」は、携帯電話かPHSからのみつながる番号で、固定電話およびIP電話からは利用できない。20秒ごとにおよそ10円の通話料がかかるので、かけすぎには注意しよう。実施期間はきょう15日から5月31日まで。

　気になるドラえもんたちの“家出”だが、この春、劇場公開される『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』（3月5日公開）がまさに、のび太たちが家出を決意することから始まる物語。タイムマシンで7万年前の原始時代の日本へ行き、自分たちだけのパラダイスを作って満喫したのび太たちは、いったん家に帰ることにしたが、なぜか現代で原始人のククルと出会う。ククルの家族がいるヒカリ族が精霊王ギガゾンビとクラヤミ族に襲われたという話を聞いたのび太たちは、原始時代に戻り、ヒカリ族を救うため立ち上がる。