中国で誕生し、日本には平安時代に貴族たちの間で広まったと言われるお屠蘇(とそ)の風習。1年間の健康を祈願するために元日から家族で飲むほか、三が日に訪れる来客と酌み交わして新年のあいさつを交わすのが礼儀とされている。「縁起物だから…」と言いながら飲みまくって酔っ払う人もいるけれど、実はお屠蘇のメインはお酒ではないんだとか。正しいお屠蘇ってどんなもの? 日本名門酒会によると、お屠蘇とは酒やみりんで生薬を浸け込んだ一種の薬草酒のこと。 “屠蘇”とは調合された生薬のことで、「屠蘇散」「屠蘇延命散」と呼ばれ今でも薬局で販売されている。
2015/12/31