6人組アカペラグループ・INSPiが25日、TOKYO FMホールでライブイベント『Oh! Christmas!〜インスピサンタのHappy×14〜』を開催。今年6月に顔面右側に有棘（ゆうきょく）細胞がんを発病し、切除手術を行った奥村伸二も登場し、約7ヶ月半ぶりに6人が勢ぞろいし、約300人のファンが沸いた。

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　6人全員でのパフォーマンスは、今年5月5日に行った大阪でのワンマンライブ以来、約7ヶ月半ぶり。ライブ中盤、奥村が登場すると、会場はこの日一番の盛り上がりに。大きな拍手で迎えられ、涙ぐむファンもみられた。

　患部の鼻はガーゼで覆われているが、伸びやかな歌声で、メンバーたちと息の合ったハーモニーを披露。「みんな、ただいま〜！　帰ってきたよ〜！」と満面の笑みを浮かべると、ファンから「おかえり！」「待ってたよ！」との声援が送られた。

　「やっと帰ってきたよ〜。やっぱりうれしいね、素直にうれしいです。復帰を迷ったときもあったけど、復帰してよかった。みんなの笑顔に会えてよかった！」と感慨深げにステージからの景色を楽しんだ奥村。リーダーの杉田篤史も「これから6人でまた歌っていくので、これからもINSPiをよろしくお願いします！」と力いっぱいに呼びかけた。

　2時間のライブでは、来年1月6日発売の5年ぶりとなるシングル「エンターテイナー」など、アンコールを含む20曲を歌唱。奥村も14曲を歌い上げ、「やっぱりライブは楽しいね！」と終始笑顔で、「どんどん元の状態に戻して、俺の理想のさらに上の本物の歌手になる。お医者さんと相談だけど、来年のライブは全部出たいです！」と意気込み、喝采を浴びていた。