3月に新書版の最終刊が刊行され、 大きな話題を呼んだ里中満智子氏の万葉大河ロマン『天上の虹』(講談社)の文庫版最終刊がきょう12日に発売されるにあたり、里中氏がコメントを寄せた。
同作は、里中氏が30年以上の年月をかけて完結させたライフワーク的作品。いまから1300年ほど前、天武天皇(大海人皇子)の皇后で、夫に先立たれた後、即位して律令国家体制の確立に力を尽くし、史書編纂など、「日本」を国家へと発展させた女帝・持統天皇(サララ)の生涯をつづった物語。1983年に『mimi DX』(講談社)で連載を開始し、後に連載誌が休刊する憂き目にあっても描き下ろしで単行本の刊行を続け、新書版全23巻で完結した。
里中氏は「ようやく描き終えました! 描きながらずっと『その時代の空気』に触れていました。 振り返ってみて『本当に大変な時代だった』と改めて感じています。 国が形を成すという事の大変さを現代の私たちはついつい忘れてしまいがちですが、 天智天皇〜天武天皇〜持統天皇と続くこの時代こそ『日本』の原点だったと思います。
『古事記』と『日本書紀』の二種の歴史書が誕生した背景、 持統天皇最後の行幸中、 三河での不自然な日程の謎などについての解釈はあくまで私の推理でしかありませんが、 この時代の人々が必死で前を向いて努力した事が少しでも伝えられたら本望です」とコメント。
来月12日には文庫版全11巻BOXセットの発売も決定している。
■里中満智子
1月24日生まれ。大阪府出身。1964年に第1回講談社新人漫画賞を受賞してデビュー。日本書紀からギリシャ神話まで、スケールの大きな物語を数多く手がけており、 漫画や文化の普及に向けた活動も多岐にわたる。代表作は『海のオーロラ』『アリエスの乙女たち』『あすなろ坂』『天上の虹』ほか多数。
同作は、里中氏が30年以上の年月をかけて完結させたライフワーク的作品。いまから1300年ほど前、天武天皇(大海人皇子)の皇后で、夫に先立たれた後、即位して律令国家体制の確立に力を尽くし、史書編纂など、「日本」を国家へと発展させた女帝・持統天皇(サララ)の生涯をつづった物語。1983年に『mimi DX』(講談社)で連載を開始し、後に連載誌が休刊する憂き目にあっても描き下ろしで単行本の刊行を続け、新書版全23巻で完結した。
『古事記』と『日本書紀』の二種の歴史書が誕生した背景、 持統天皇最後の行幸中、 三河での不自然な日程の謎などについての解釈はあくまで私の推理でしかありませんが、 この時代の人々が必死で前を向いて努力した事が少しでも伝えられたら本望です」とコメント。
来月12日には文庫版全11巻BOXセットの発売も決定している。
■里中満智子
1月24日生まれ。大阪府出身。1964年に第1回講談社新人漫画賞を受賞してデビュー。日本書紀からギリシャ神話まで、スケールの大きな物語を数多く手がけており、 漫画や文化の普及に向けた活動も多岐にわたる。代表作は『海のオーロラ』『アリエスの乙女たち』『あすなろ坂』『天上の虹』ほか多数。
2015/11/12