1500億円以上の利益かさ上げにより、取締役の半分が引責する事態となった東芝の「不正会計」問題。不正が明らかになって以降、同社の株価が急落するなど市場にも影響を与えているが、被害を被った投資家による損害賠償訴訟の動きも出てきている。今月初めには国内で弁護団が組織され、12月の提訴を目指して原告を募っていくとの報道も出た。 今回は意図的、組織的に利益を水増しするという悪質性の高さから損害賠償額や和解金も巨額に上る可能性がある。企業が粉飾決算をしたら果たしてどうなるのか。過去の企業による粉飾決算の概要と賠償額を紹介していこう。
2015/09/29