ABC朝日放送の斎藤真美アナウンサーと、実の姉で元MBS毎日放送、現在はフリーの斎藤裕美アナの姉妹が、10月より放送21年目に突入するABCの朝一番の生番組『おはようコールABC』（月〜金　前5：00〜6：45）でテレビ初共演を果たす。

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　25日の放送をもって同局の桂紗綾アナウンサーが番組を卒業し、横山太一アナと真美アナの2人体制となるのに伴い、ニュースコーナーの担当として、28日より元・山口朝日放送の市川いずみアナ（月〜水曜担当）と裕美アナ（木・金曜担当）が新加入。ニュースコメンテーターとして京都大学大学院工学研究科の藤井聡教授（火曜）の出演も発表された。

　斎藤姉妹は、妹の真美が2012年4月に朝日放送に入社した当時、姉・裕美もMBSのアナウンサーとして活躍しており、在阪民放局で初めて姉妹そろって局アナになったことで話題となったが、共演することはなかった。昨年夏、裕美アナがMBSを退社し、フリーとなったことを受け、「ダメ元で頼んでみた」と荻原知明プロデューサー。10月1日から毎週木・金曜は姉妹で番組を盛り上げていく。

　姉・裕美アナは、妹と「同じ番組に出る、一緒に仕事をするというのが夢だった」といい、「夢がかなった。妹もそう思ってくれていたことを知って涙が出るくらいうれしかった」と喜んだ。「好きな妹とできるならなんでもしたい」と意欲的な姉に、妹・真美アナも「二人でロケに行きたいです！ でもただのホームビデオになってしまいそうなので、内容を検討した上で心構えをして臨みたいですね」と夢は膨らむ。

　「姉をアナウンサーの先輩としても尊敬している」という真美アナだが、番組に関しては一日の長（いちじつのちょう）がある。「フリートークが本当にフリーな番組なので、横山さんをはじめ出演者の無茶振りに一緒に戦っていきたい」という妹の心遣いに、裕美アナも「少しでも明るい気持ちで仕事に向かえるように妹の横でそのお手伝ができれば」と初登場の日を指折り数えていた。