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プリプリ、仙台PITに3億円寄付 来年3・11こけら落とし

 東日本大震災復興支援のため、2012年に1年間限定で再結成した女性ロックバンド「プリンセス プリンセス」が、震災から丸5年となる来年3月11日、宮城県仙台市内にオープンするライブハウス「チームスマイル・仙台PIT」に約3億1000万円を寄付し、こけら落とし公演を行うことが明らかになった。メンバー5人が27日、仙台市役所で会見し発表した。

仙台市役所で会見を行ったプリンセス プリンセス

仙台市役所で会見を行ったプリンセス プリンセス

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 プリプリの愛称で知られる同バンドは、16年ぶりに再結成した2012年の約1年間にわたる活動の中で約5億1000万円の義援金を集めた。03年8月には岩手・宮城・福島に各5000万円、福島県郡山市で正看護師資格を取得するための通信講座を開設している専門学校に2000万円、昨年8月には東北地方の豊かな自然環境を活用した自然環境教育プログラム創成のため、東北福祉大に3000万円を寄付してきた。

 第3次支援として、残りの3億997万6233円の全額を仙台PITの建設資金として寄付することを発表。ボーカルの岸谷香は会見で「音楽をやっているグループでしたので、音楽を通して集まったこの寄付金を音楽にまつわる何かで支援をしたいなとずっと思っていました。そして、1回きりではなく“長く続く支援”であるということが大きなポイントでした」と説明し、「県外からもたくさんの方がこの場所に集まってくだされば、東北地方の活性化にもつながります」と期待を寄せた。

 岸谷はさらに「2016年3月11日、震災から5年経った3月11日に仙台PITのオープンを目標に進めておりますが、こけら落とし公演を私たちプリンセス プリンセス5人で行いたいと思っております」と発表。プリプリは12年大みそかの『NHK紅白歌合戦』で活動を終了しているが、「これは再々結成ではなく、再結成のしめくくりだということをご理解いただきたく思います」と強調した。

 スタンディングで約1200人を収容予定の「仙台PIT」は、ライブのほか演劇や学校などの発表の場としても活用する予定。

関連写真

  • 仙台市役所で会見を行ったプリンセス プリンセス
  • 奥山恵美子仙台市長(左から4人目)と対面

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