北海道発の演劇ユニット・TEAM NACSが26日、3年ぶりの舞台『悪童』の東京公演前に報道陣の取材に応じた。今回は「以前から挑んでみたかった」(大泉洋)という、初の外部作・演出による公演。これまではリーダーの森崎博之を中心にメンバー間で作・演出していたが、より良い芝居を志すがゆえに、稽古場が険悪ムードになることもあったという。しかし今回はいたってスムーズ。森崎は少々複雑な表情を浮かべつつも、「とても手応えを感じているし、僕らの中に自信が芽生える全国公演だと思います」とコメント。来年、結成20周年を迎える彼らだが、新たな風を取り入れる“チャレンジ精神”が、クオリティ向上と5人の結束力強化につながったようだ。 今回脚本を手がけたのは、ドラマ『リーガルハイ』や映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などで知られる古沢良太、俳優としても活躍するマギーが演出を担当。中学時代の同級生5人に巻き起こる、二転三転のスピーディーなストーリー展開が見どころになっている。
2015/08/27