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宮根誠司、地元愛唱歌「0854-8」作詞に込めた思い「応援歌になれば」

 フリーアナウンサーの宮根誠司がこのほど、都内で行われた、自身が作詞した地元・島根県大田市の愛唱歌「0854-8」レコーディング前に取材に応じた。

島根県大田市愛唱歌「0854-8」レコーディング前に囲み取材に応じた(左から)同市のゆるキャラ・らとちゃん、宮根誠司、近藤夏子 (C)ORICON NewS inc.

島根県大田市愛唱歌「0854-8」レコーディング前に囲み取材に応じた(左から)同市のゆるキャラ・らとちゃん、宮根誠司、近藤夏子 (C)ORICON NewS inc.

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 同曲は、大田市が合併10周年記念事業としてイメージソング制作を企画。関西で活躍する同市出身のシンガー・ソングライター、近藤夏子に制作を依頼し、近藤が宮根に作詞をお願いしたところ快諾された。

 タイトルが市外局番の理由を宮根は「市外局番の番号の部分を変えてくれれば“替え歌”になる。自分のふるさと以外の方でも替え歌で歌っていただけたらなと思って市外局番にした」と語り「大田市っていう固有名詞を入れるとほかの地方の方が歌えないのであえて入れてない。(大田市)名産の『砂時計』『ゆけむり花火』は歌詞に入れたが、そこも自分の地元の名産に変えてくれればいい」と工夫を明かした。

 今回、依頼を無償で受け、著作権も市に譲渡した宮根は「僕たちの歌にしてしまうと地元の人たちが、アレンジして吹奏楽とか盆踊りに使いたいって言われた時に、難しくなってしまうので市に譲渡しました」と説明した。

 宮根の詩の世界を近藤は「市外局番でふるさとを思う。大田市って言ってないのに市外局番を聞けばその地の人はだれでもわかるのがすごいなと思った」と絶賛。宮根は「今は携帯電話になってしまって、(市外局番なら)ご高齢者の方でもわかるので、あえて市外局番にした方が懐かしいのかな」と付け加えた。

 年に1度ぐらいしか帰省できず「いずれは帰りたい」という宮根は「ふるさとを離れて長いので、ふるさとを懐かしむ歌しか書けない。離れて長いので、歌に望郷の念は入ってしまう」と故郷を思い「(地元を)出ていった方の応援歌でもある。大田市に限らず、ふるさとを離れて頑張っている方や、ふるさとに根付いて頑張っている方の応援歌になれば」と言葉に力を込めた。

 近藤も高校を卒業後、上京しており「合併10周年で人がどんどん減っちゃう中で、(合併で)町の名前が無くなっちゃうって寂しい思いをしている人もいるかもしれない」とし「寂しい思いもしつつ、10年経った大田市を(町に)残っている方はもちろん、私たちのように出て行った人たちも含めて愛してくれれば」と語った。

 同曲は、今年10月の市制10周年のイベントで披露されるが、宮根は作詞のみで「市の10周年のイメージソングなんで私が歌うよりは、本職の近藤さんに歌ってもらって、僕は裏方に回った方がいい」と苦笑いしていたが、近藤は「歌ってほしいと思っています」と期待を寄せていた。

 同曲は発売予定はないが、3000枚が市民に配布される。

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  • 島根県大田市愛唱歌「0854-8」レコーディング前に囲み取材に応じた(左から)同市のゆるキャラ・らとちゃん、宮根誠司、近藤夏子 (C)ORICON NewS inc.
  • シンガー・ソングライターの近藤夏子 (C)ORICON NewS inc.
  • 宮根誠司作詞「0854-8」の歌詞 (C)ORICON NewS inc.
  • 島根県大田市愛唱歌「0854-8」レコーディング前に囲み取材に応じた宮根誠司 (C)ORICON NewS inc.
  • 島根県大田市愛唱歌「0854-8」レコーディング前に囲み取材に応じたシンガー・ソングライターの近藤夏子 (C)ORICON NewS inc.
  • 島根県太田市のゆるキャラ・らとちゃん (C)ORICON NewS inc.
  • 島根県大田市愛唱歌「0854-8」レコーディング前に囲み取材に応じた(左から)らとちゃん、宮根誠司、近藤夏子 (C)ORICON NewS inc.
  • 島根県大田市愛唱歌「0854-8」レコーディング前に囲み取材に応じた(左から)らとちゃん、宮根誠司、近藤夏子 (C)ORICON NewS inc.

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