処女小説『火花』(文藝春秋)が『第153回芥川賞(平成27年度上半期)』に選出されたお笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が16日、都内で行われた受賞会見に出席。記念撮影でガッツポーズをした又吉は、お笑い芸人として初の快挙を成し遂げ「すごいびっくりしたけど、うれしいです。ありがとうございます!」と喜びを爆発させた。 金屏風の前に座った又吉は、「こんなに緊張することはない」と照れ笑いを浮かべた。読書好きになったきっかけは、賞の冠になっている芥川龍之介の作品。「天国の芥川はなんて言うと思う?」という質問には「芥川は僕みたいな髪型は嫌いだと思う。ベートーヴェンのことを天才ぶってると書いた印象があったので」と自虐的に笑わせ、「褒めてもらう自信? それはないですね」と謙虚に話していた。
2015/07/16