横浜・県立神奈川近代文学館で開催中の特別展『没後50年 谷崎潤一郎展-絢爛たる物語世界-』と、『月刊ヤングエース』（KADOKAWA）に連載中の漫画『文豪ストレイドッグス』（原作：朝霧カフカ、漫画：春河35）のコラボレーション企画で、きょう5月1日より新企画がスタートする。

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　同展は、「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」などの作品で知られる明治の文豪・谷崎潤一郎の没後50年を記念して開催。先ごろ発表された、自身の一人娘に宛てた大量の手紙や、作家で詩人の佐藤春夫に宛て人妻との恋を打ち明けた手紙、「細雪」などの創作ノートを撮影した印画紙などの新資料を中心に、芸術に生涯を捧げた谷崎の足跡をたどるもの。

　一方、『文豪ストレイドッグス』は、太宰治、芥川龍之介、中島敦、国木田独歩、与謝野晶子など文豪をモデルとしたキャラクターたちが、現代横浜を舞台に、それぞれの持つ異能力を駆使して戦いを繰り広げる。「谷崎潤一郎」は、周囲に雪を降らせその空間をスクリーン状にし、幻影を生み出す「細雪」という異能力の使い手として作中に登場する。

　新資料発見のニュースを知った春河35氏が、キャラクター「谷崎潤一郎」とその妹「ナオミ」のメッセージ付きツーショットイラストを描き下ろし、きょう1日から5月24日までの期間内、同館に展示される。さらに、入館時にコミック『文豪ストレイドッグス』（5月2日に最新7巻が発売）や同作の小説版（角川ビーンズ文庫）を持参すると、太宰治、谷崎潤一郎、ナオミいずれかの『文豪ストレイドッグス』キャラクターイラスト入り会場限定缶バッジがプレゼントされる（各種限定2000個）。ミュージアムショップでは、限定・先行販売を含むキャラクターグッズも販売。

　横浜市では、市営地下鉄で市内を観光すると『文豪ストレイドッグス』のさまざまな特典や割引がついてくる『文豪ストレイドッグス スタンプラリー in YOKOHAMA』も開催する（5月31日まで）。

■県立神奈川近代文学館公式ホームページ
http://www.kanabun.or.jp