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『クレヨンしんちゃん』メキシコ上陸 現地の小学生たちと交流

 父・ひろしの転勤に伴いメキシコに“引越し”した『クレヨンしんちゃん』の主人公・野原しんのすけから、現地の小学生たちと交流し、サボテンとたわむれる元気いっぱいの写真が28日、届いた。

『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけがメキシコに上陸(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2015

『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけがメキシコに上陸(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2015

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 劇場版シリーズ23作目となる『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』の公開日(4月18日)を“引越し日”として、春日部市役所への転出届提出(3月25日)や、駐日メキシコ合衆国大使館へビザ申請書の提出(4月16日)、そして初日舞台あいさつにはパスポートの取得を終えて登場するなど、リアルに引越し準備を進めてきたしんちゃん。そして、本当にメキシコへ渡り、現地の日本国大使館を訪問、在留届の提出してきたことがわかった。

 メキシコでは、両国の外務省や大使館の協力のもと、日本人学校と現地の学校が一つになった世界的にも珍しい「日本メキシコ学院(リセオ)」で、映画最新作の「プレミア上映会」を実施。上映前には、5歳児のしんのすけが、小学生の授業に特別参加してメキシコの公用語であるスペイン語やメキシコの歌を歌う音楽の授業で現地の生徒たちと交流した。しんのすけが教室に入った途端、喜びの声を上げて駆け寄るなど、生徒たちは大興奮。「HOLA〜!(オラ)」と元気よくあいさつを交わす姿に、メキシコでのしんちゃんの人気ぶりがうかがえた。

 上映会には、日本人コースに所属する小学1年生〜中学3年生までの生徒と保護者を合わせた約200人が参加し、映画冒頭から大爆笑が沸き起こるなど、終始歓声や笑いが絶えず、物語に合わせて何度も拍手が起こり、会場は大いに盛り上がった。

 在メキシコ日本国大使館では、現地メディア計9媒体が取材に駆け付ける中、“日本とメキシコの交流アミ〜ゴ”任命式が行われた。これは駐メキシコ日本国特命全権大使・山田彰氏が、両国がもっと仲良くなれるように願いを込めて、しんのすけが両国の懸け橋になるよう任命したもの。

 しんのすけの来墨(墨西哥=メキシコ)を聞きつけたメキシコ版アニメでしんのすけの声を担当するトレス・ラウラ(『ドラゴンボール』の孫悟空も担当している)も駆けつけ、「私はここにいられて光栄です。15年前からずっとしんちゃんのことを知っていました。しんちゃんと出会えて本当に幸せになりました」と初対面に歓喜した。しんちゃんの声でリズムに乗りながら歌も披露し、喜びを体全体で表現していた。

 山田大使は「日本とメキシコは400年以上に渡る長い友好と歴史があり、最近は日本から多くの企業が進出しています。ですが、まだまだ日本人がメキシコについて知らないことも多く、逆もしかり。しんちゃんがメキシコに来ることをきっかけに、日本の人がよりメキシコのことを知ってもらうことができれば幸いです。(メキシコへの引越しを)春日部の人はずいぶん残念がっていると思いますが、しんちゃんもいずれ日本に帰る時が来るでしょう。その時はメキシコのいい思い出を持ち帰り、日本でその話をしてほしい」と期待を寄せていた。

 日本では全国339スクリーンで公開され、10日間で興行収入7億6800万円、観客動員65万人を突破し、興収20億円を見込む順調な滑り出しを見せている。すでに台湾、韓国、タイでの公開が決まっている。

関連写真

  • 『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけがメキシコに上陸(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2015
  • 『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』の上映会が行われた日本メキシコ学院(リセオ)の仲間たち(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2015
  • 在メキシコ日本国大使館で“日本とメキシコの交流アミ〜ゴ”任命式に出席したしんちゃん。
  • メキシコでも大人気のしんちゃん(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2015

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