女優の薬師丸ひろ子（50）が、アニメ映画『シンドバッド　空とぶ姫と秘密の島』（7月4日公開）で、主人公シンドバッドの母親ラティーファ役を演じることがわかった。声優の仕事は、デビュー2年後の1980年公開の『地球（テラ）へ…』以来、35年ぶり2回目。今作では、劇中歌「わたりどり」で歌声も披露する。薬師丸は「今回のように劇中歌と声優を担うのは初めてなので、このような機会をいただけたことをうれしく思います」とコメントを寄せた。

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　同作は、『フランダースの犬』や『あらいぐまラスカル』などの「世界名作劇場」シリーズや『未来少年コナン』、『ちびまる子ちゃん』などを手がける日本アニメーション40周年記念作品として制作され、劇場オリジナルアニメ3部作であることもこのたび発表された。第1部の公開が7月、続く第2部が12月、第3部が来年3月公開を予定しており、原案となる『アラビアンナイト（千夜一夜物語）』の世界観、シンドバッドたちの大冒険をスケール感たっぷりに描く。

　多数の映画、テレビドラマ作品に出演し、主演作の主題歌を歌ったのを機に、歌手としても活動する薬師丸。久しぶりのアニメ映画に「私もそうでしたが子ども時代に触れるこのような作品は、いつまでも心に残るものだと思います。子どもから大人に成長していく中で、心の支えとなる力がアニメにはあるので、観てくれる方に夢を与えられるように頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。

　メインキャストも一斉発表され、シンドバッド役は『ワールドトリガー』の村中知、今は滅びたと言われる、伝説の魔法族の国の姫・サナ役に声優初挑戦の田辺桃子、生まれた時から船の上で育てられたアリ役に永澤菜教、シンドバッドを連れ、旅に出るラザック船長役に俳優の鹿賀丈史が決定。

　鹿賀は「アニメの声優はあまりやったことがないのですが、男らしく、優しく包容力のあるラザック船長を演じたいと思います。子どもたちが喜んでくれたら最高なので、今から楽しみにしています」とコメントした。

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