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THE JAYWALKボーカル馬渕、声帯閉鎖不全で長期休養へ「心の底からお詫び」

 ロックバンド・THE JAYWALKのボーカル・馬渕英将(34)が声帯閉鎖不全のため、3月末をもって活動を休止し、4月から長期休養することが2日、わかった。バンドの公式サイトで発表された。2011年5月、「JAYWALK」時代に前ボーカル・中村耕一(63)に代わって加入した馬渕は、新体制5年目、バンド結成35周年を迎える直前に苦渋の決断を下し、「大切なアニバーサリー・イヤーに休養いたしますことを、心の底からお詫びいたします」とファンに陳謝した。

 馬渕は病状について「左右二枚の声帯をしっかりと閉じることができなくなるという症状で、隙間から空気が漏れ出すことにより『声がかすれる』『声が出づらい』という異変が生じる病気です。僕の声が(良く言えば)ハスキーなのは、ここに起因しています」と説明する。

 声帯がしっかり閉じずに空気が漏れることにより、「ロングトーンが出ない」「それを補うために通常の何倍もの体力を要する」「高音が出ない」「低音がしっかりと響かない」「声の持久力が低下する」といった障害が生じているという。

 これまでに、声帯にシリコンを注入する手術を数回受けたが「シリコンは思ったようには定着せず、次第に吸収され声帯は元の“変形”した状態」に戻り、医師からは手術のリスクとして、声帯が硬化することがあると告げられた。

 メンバーやスタッフは、のどの負担を軽減するためにボーカル曲がなるべく続かないように気遣いながら活動を続けてきたが、本人の中では「みんなに迷惑をかけて本当に申し訳ない」という気持ちが蓄積。それがストレスとなって「さらに自分を、自分ののどを締め付けてしまいました。これにより、閉鎖不全が悪化してしまいました」と明かす。

 バンドは今年、結成35周年を迎える。5年前の30周年の直前には、前ボーカルの中村が薬物事件で逮捕され、CD出荷停止・回収されることに。記念ツアー22公演も全公演中止となった経緯があり、今年は「5年前の分も」と張り切っていた矢先だった。馬渕も「休養するのが『35周年』という大切な年にあたってしまったのは、本当に残念で無念です」と悔やみ、「大切な年に休養いたしますこと、本当にごめんなさい」と詫びた。

 所属事務所は「新体制、馬渕英将を応援頂いた皆様には心よりお詫び申し上げますと共に、本人が普通の生活を行える状態まで戻れる事をメンバー一同願っています」とコメント。記念イベントやライブは、馬渕は不参加ながらも予定どおり行うとし、「6人のメンバーが全総力を挙げて挑む次第です」としている。

■馬渕英将コメント全文

「長期休養に関して」

当会報のメンバーメッセージでも触れましたが、突然の“休養”発表で皆さんを驚かせそして落胆させてしまいましたこと、心からお詫びいたします。加えて、『35周年』という大切なアニバーサリー・イヤーに休養いたしますことを、心の底からお詫びいたします。

この場をお借りして休養するに至った経緯や、僕の想いを書かせて頂きます。

まずは「休養の原因」について。
病名は「声帯閉鎖不全」です。これは“左右二枚の声帯をしっかりと閉じることができなくなる”という症状で、隙間から空気が漏れ出すことにより「声が擦(かす)れる」「声が出づらい」という異変が生じる病気です。僕の声が(良く言えば)ハスキーなのは、ここに起因しています。

「JAYWALKに加入する前、ライブハウスで働いていた頃、毎晩の過酷なステージを重ねたことにより傷めた喉が、変形したまま治ってしまったのではないか」と思われます。実際に声帯を見ますとハッキリとわかる隙間があり、どう僕が頑張っても閉じることができないのです。

二枚の声帯がしっかりと閉まらないと、以下のような(歌を歌うにあたっての)障害が生じます。

・どうしても空気が漏れてしまうので、ロングトーンが出ない
・空気が逃げてしまうので、それを補う為に通常の何倍もの体力を必要とする
・声帯が合わさらないので、高音が出ない
・声が擦れている為、低音がしっかりと響かない(=聞こえづらい)
・声の持久力が低下する(元々枯れているので、すぐに枯れてしまう)

それでも、歌を歌うことはできます。実際JAYWALKに加入させて頂いて数年、歌ってきました。
ですが、それは“メンバーやスタッフの皆がとても気を遣ってくれたから”実現したことでした。メンバーは「僕がボーカルの曲はなるべく続かないように(=合間で喉が休まるように)」と気を遣い、スタッフは「僕がステージ以外ではなるべく声を使わなくて済むように」と気を遣ってくれました。

こうして騙し騙し活動をして参りましたが、その裏で僕の中には「皆に迷惑をかけて本当に申し訳ない」という気持ちが蓄積していきました。「僕がもっと歌えれば、ステージがもっと良くなるのに」「僕がもっと歌えれば、活動の場が広がるのに」「ファンの皆さんが“もっと歌って”と有り難いお言葉をかけてくださるのに」…と様々な想いが毎日のように僕の頭の中に渦巻いていました。その悩みや苦悩は大きなストレスとなり、さらに自分を、自分の喉を締め付けてしまいました。これにより、閉鎖不全が悪化してしまいました。

僕がしっかり歌えない為に、バンドは一日2回公演を開催するのが難しくなりました。僕がしっかり歌えない為に、思うようなプロモーションが出来ないこともありました。

今は「なぜ悪化させる結果になってしまったのか…」と後悔ばかりしてしまいます。ですが、JAYWALKと真剣に向き合ったからこその、悩みや苦悩でした。

僕自身、治す為の最大限の努力をいたしました。…とは言っても自然にはなかなか治りません。喉を休めるのは勿論のこと、声帯にシリコンを注射する手術を数回受けました。ですが、注入したシリコンは思ったようには定着せず、次第に吸収され声帯は元の“変形”した状態に戻っていきました。この手術のリスクとして、「声帯が硬化すること」があるそうです。

注射をしても治らず、さらには喉の硬化を招いてしまい…もうどうしたら良いのかわからなくなってしまいました。そこで、(一年ほど前だったと思いますが…)プロデューサーである社長に相談をしました。それから、何度も話し合いを重ねました。その間にはアルバムのレコーディングやLIVEがありました。

そして、“長期休養”という結論に達しました。引き続き、騙し騙しでも活動を続けることもできるのかも知れません。ただその結果、喉がどんな状態になってしまうのか…とても怖いのです。そして何より、メンバーやスタッフに迷惑をかけ続けるのが怖いのです。ファンの皆さんのご期待に添えないのが怖いのです。

「甘ったれたことを言うな」というお声が聞こえます。
自分が甘ったれたことを申しているのは、十分過ぎる程承知しています。

ですが、今は“未来の為に”休養をさせて頂ければと思っています。『今』という一瞬に命を懸けることも選択肢の一つでしょう。ですが、僕は“未来”を選びたいと思います。

休養するのが『35周年』という大切な年にあたってしまったのは、本当に残念で無念です。もっと早くに申し出れば良かったのかも知れません。ですが、「もう少し」「もう少し」と頑張り続けて…このタイミングになってしまいました。

「皆さんにご理解頂きたい」ということを言う資格が、僕にはありません。ですのでここに、ありのままの現状と正直な気持ちを書かせて頂きました。

「Acoustic Live」の終了と共に、喉の治療に専念いたします。とは言えずっと黙っているのも良くないので、LIVEに飛び入りするなどの“リハビリ”ができたら…とも思っております。

ともあれ、休んでいる間は“休むこと”が職務だと思っています。

…何だか、自分の文章力の無さが情けないです。
もっと上手にこの文章を書ければ…自分の気持ちをちゃんと文字に出来たら…と歯痒い気持ちです。

(繰り返しになりますが)
大切な年に休養いたしますこと、本当にごめんなさい。
僕が休むことによってメンバー&スタッフの皆に迷惑や負担をかけてしまうこと、ごめんなさい。

休養する僕が言うのは間違いかも知れませんが…どうかメンバーを、スタッフを、熱く熱く応援して頂けたら幸いです。これからもTHE JAYWALKを宜しくお願いいたします。

馬渕英将


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