海外旅行といえば、昔は夢のような話だったが、いまや誰も一度は行ったことがあるのでは、と思うくらい手軽なものとなった。日本の海外旅行者数は、リーマンショック以降など、わずかに減少する年も見られるが、基本的には右肩上がり&高止まりで、平成元年の約1000万人と比較すればいまは、倍近い約1800万人のデータを示しており、いかに旅行者が増えているかが明らかだ。 もちろんこのような流れは、日本だけではない。安倍政権発足以降、円安も手伝って、日本で外国人旅行者を見かける頻度が増えていると感じるのは気のせいではなく、増加傾向は観光庁の統計にも如実に表れているし、世界の海外旅行者数も、UNWTO(世界観光機関)の発表によれば、2013年は前年比40%増と、とんでもない増え方を見せている。
2015/01/28