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松坂桃李、大河ドラマで自分が変わった

 今や若手実力派No.1俳優のひとりとして映画シーンを牽引している松坂桃李。今年は、俳優業だけでなく声の仕事にも挑戦した年でもあった。そんな松坂が、いろいろな仕事を経て今年一番心に残っていることを語ってくれた。

サンリオが贈る3D映画『くるみ割り人形』で二役の声を担当した松坂桃李(写真:鈴木一なり)

サンリオが贈る3D映画『くるみ割り人形』で二役の声を担当した松坂桃李(写真:鈴木一なり)

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 サンリオが贈る3D映画『くるみ割り人形』や、BUMP OF CHIKENのツアー用に作られたCGアニメ『WILLPOLIS』、RPG『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』(来年2月発売予定)など声の仕事が充実していた松坂。それらを含め、フィクションの世界に入り込んでいくためには、どんなことを大事にしているのだろうか。

「そのとき、そのときの真実ですかね。ファンタジーだ、SFだと、どんなに現実からは考えられないような世界へ入るとしても、自分のなかで頼れる真実を持って、その世界に入っていくことで、自分のなかに嘘がなくなります。そうすることで、作品で語られる物語の本物感みたいなものが、より引き出されるんじゃないかと思います。真実というのはふたつあって、例えば歴史上の人物を演じる場合、本やネットなどで調べれば、その人の人生の半分くらいは知ることができます。でも後の半分は、撮影現場で知っていくことじゃないかと思うんです。彼らが当時、どんな思いでその行動を取ったのか? その部分は、いくら調べて議論しても決着のつかないところで、実際に現場でやってみないとわからない。そういう意味では、真実ってきっと見つけるんじゃなくて、作るものだと思います」

 多方面で活躍し、まさにたくさんの真実を作り出しただろうこの一年。そんななかで一番心に残っていることを聞いてみた。

「思い返せばたくさんありますが、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に参加したことは、僕の歴史のなかでとても大きなことだったかもしれません。今は亡き、実在した人物(黒田官兵衛の嫡男・黒田長政)を演じたことによって、違う角度からの真実の見方を教えられた感じもありますし、同時に撮影現場でのスタッフ、キャストのみなさんの温かさに触れて、改めてこの仕事っていいものだなって実感しました。なおいっそう、演じることの楽しさが大きくなった気がします」
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