全聾（ろう）偽装などの問題で佐村河内守氏のゴーストライターを務めていた作曲家の新垣隆氏が、ビートたけしが司会を務めるテレビ朝日系『たけしのいかがなもの会〜2014 早すぎる流行語大賞〜』(10日放送、後7：00〜9：48)で地上波のゴールデン番組に初出演することが6日、わかった。謝罪会見から約8ヶ月。初対面となったたけしから、「ゴーストライターは儲かるのか？」と聞かれ、控えめに「…そういうことでも、なかったと思います」と答えるなど、謎につつまれた「ゴーストライター」について赤裸々に語っている。

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　同番組で「ゴーストライター」を取り上げられると聞いて、新垣氏は、「当事者である私がお詫びの気持ちも込めて、弁明をしなければならないかなと思い、今回の出演を決めました」といい、「たけしさんやマツコ（デラックス）さんは日本を代表するタレントの方々ですから、世間の方の声を代表しているのではないかと、スタジオへは怒られる覚悟で参りました」と決意し、収録に臨んだ。

　番組冒頭で『レクイエム』のピアノ演奏も披露した新垣氏には、「なぜ、あんなにも献身的にアノ人に尽くしたのか？」、「あのタイミングで代作を暴露したのか？」と次々に質問が投げかけられる。また、中学・高校時代に好きだったアイドルの名前や、意外な大好物など素顔も次々に明かされていく。

　新垣氏がスタジオに登場したことに、「味がピリッと引き立っちゃったよ」と興奮ぎみのたけしは、「今度は佐村河内さんも野々村元県議も呼んで、『ア゛ー!!』『ギャーッ!!』っていう現代音楽をスタジオでやりたいね！」と“たけし節”で語った。

　新垣氏は、今後の活動について、「自分はお詫び、そして非常に励ましてくださって、かばってくださった多くの方々に対する感謝の気持ちを示すべく、もうひたすら譜面を書いて演奏して…という活動ができたらよい」と静かに話した。

　同番組には坂上忍、大久保佳代子、カンニング竹山、クリス松村、劇団ひとり、関根勤、千原せいじ、土田晃之、なべやかん、西川史子らが出演。今回の3時間スペシャルでは、「アナと雪の女王」、「花子とアン」、「危険ドラッグ」、「平日昼顔妻」などについても激論を展開する。