• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

キンコン西野亮廣、「ひな壇番組に出ると“お邪魔してる感”がある」

 人気バラエティ『アメトーーク!』で12.5%(ビデオリサーチ・関東地区)という高視聴率を獲得した「ギスギスしてるけどキングコング同期芸人」に出演したキングコング・西野亮廣とウーマンラッシュアワー村本大輔の同期対談が実現。共に“好感度低い芸人”であり“炎上芸人”でもある2人が、真摯な思いをぶつけあった。

愛憎入り混じる“炎上芸人”対談(向かって左からウーマンラッシュアワー村本大輔、キングコング西野亮廣)

愛憎入り混じる“炎上芸人”対談(向かって左からウーマンラッシュアワー村本大輔、キングコング西野亮廣)

写真ページを見る

■先輩の前でキンコンの悪口言うと、悪意に満ちた笑いが起こる(村本)

――NSC22期生は、キンコンさん、ウーマンさんのほかに、NON STYLE、ピース、平成ノブシコブシなど第一線で活躍する芸人が集中してます。ただ、見事に好感度の低さも共通してますよね。
【西野】みんな、きな臭いですよね(笑)。わざと嫌われようとしているワケではないんですけどね。
【村本】嫌われ者って不思議なもので。好感度の先輩に可愛がられて一緒におったら、おのずと好感度が上がっていくものなんです。僕らはどこにも属さず、全く可愛がられずにきたから似てるんですよ。

【西野】あぁ〜確かに。みんなどこかに属してるイメージはないなぁ。
【村本】せやろ? だって、西野も(ピース)又吉も(NON STYLE)石田も僕も、ネタ作ってる奴全員、ルミネの大楽屋で端っこの方で1人でカリカリやってるような奴ばっかですよ。
【西野】ホンマやわ。1年目から可愛がられてたら、もう少し違った流れで行ってたのかもしれんねぇ。

【村本】デビューしてすぐ売れたらやっぱり嫌われるもんじゃないですか? だから当時、ごぼう抜きされた先輩たちの前でキングコングの悪口言うと、みんな悪意に満ちた笑いになりましたよ。
【西野】お前ヒドいな(笑)。
【村本】「ヒャハハハハ! もっと言え〜もっと言え〜」って……みんな、すっごい欲しがってたなぁ〜。
【西野】アハハハハ! まぁ、デビュー間もないころからそんな感じだったから、同期みんな心臓の毛フッサフサですよ(笑)。

■ひな壇トークはアラフォー芸人の方々が確立したもの(西野)

──確かに。『好感度低い芸人』(新作DVD29巻収録)に出た西野さんを観て、なんちゅうメンタルしてるんだって思いましたよ。あの騒動の渦中で、逃げずに出てきたというのは、正直カッコ良かった。
【西野】それは、やっぱり加地さん(『アメトーーク!』演出/ゼネラルプロデューサー)が好きだから。僕、「好感度低い芸人」まで『アメトーーク!』に出たことが無かったんですけど、加地さんとは昔から仲良くさせて頂いて。その加地さんがわざわざ単独ライブまで来て下さって、直接オファーされたら断れないですよ。

──「好感度低い芸人」がきっかけとなって、「ギスギスしてるけどキングコング同期芸人」と、ストーリーとして繋がってますよね。さて今後、この“終わらない同期レース”はどのような展開になっていくんでしょうかね?
【西野】どうなんでしょうねぇ……確かに同期の動きは気になりますよね。「あ、今こんなことしてんねや…」ってなりますもん。特に村本の動きは気になりますよ。村本って、今ピンでトークライブしてるもんね?
【村本】 (ちょっぴり照れながら)うん。

──村本さんがピンのトークライブやってるのも、やっぱり西野さんへの憧れから生まれた衝動ですか?
【西野】いやいや、それはないでしょ(笑)。トークライブなんて昔からある形態やし、僕が作ったもんでもないから!
【村本】……僕は、西野が作ったもんやとずっと思ってました。
【西野】みんなやっとるわ(笑)。で、村本はどんな感じで行きたいの?
【村本】今って、『アメトーーク!』をきっかけに“ひな壇トーク”が確立されて、一定の芸人さんが“ひな壇”の定位置を占めている状況なんです。西野がよく言っているように、その中に割って入るようなことは、多少の抵抗があるんですよ。やっぱりその方たちが確立したシステムなので。
【西野】うん……。例えばダウンタウンさんが確立された今の大喜利の形式があるじゃないですか? で、その後にひな壇トークが確立された。ただ、やっぱり自分たちで確立したものではないっていう思いがどうしてもあるんですよ。

──どこかで負い目を感じてしまうと言うことですか?
【西野】そうです。僕らも仕事上、そういう場所に参加していくことがあるんですけど、どこかで“お邪魔してる感”があるんですよね。『アメトーーク!』は、アラフォーの世代の凄い芸人さんたちがコツコツ組み立てていった確立したものなんですよ。

──そういう思いからの、物議を呼んだ「ひな壇トークに出れない」発言だったんですよね。
【西野】そうですね。だから、僕ら世代も新たなバラエティのフレームを作りたいし、作らないといけないんですよね。

──どうせなら“土台”からと。
【西野】例えば……村本の1人喋りってムッチャ面白いんですよ。なんか、“1人喋り”のフレームを作ることが出来たら面白いかなって思ってるんですけどね。

──西野さんも独演会を長年やってますし、“同期芸人”は1人喋りを得意とする方が多いですよね。
【西野】そうなんです。で、短時間じゃなく、結構な長尺のなかで、どれくらいネタを入れて笑いを取れるか? どっちがオモロかったか? みたいなことが出来たら面白いなぁっていう気持ちはあります。まぁ、テレビ的かどうかは別の話ですけど(笑)。

■やっぱり芸人にしか出来ないことやらんと!!(村本)

──それは芸人さんの力量も問われますよね。しっかり構築してネタを作らないといけませんから、天然キャラが売りのモデルさんには作れない。
【村本】……そうなんです! やっぱり芸人にしか出来ないことをやってお客さんを喜ばせることが出来たらこんなに嬉しいことはないですから! そういうのをずっと大事にしていきたいんですよ、僕は!!
【西野】……ちょっと、取らんといてくれんかな?
【村本】ん!? 何?
【西野】いや、今ずっと俺の思いを喋ってたワケやん(笑)。なんで、最後の最後だけ出てきて全部持っていこうとすんの?
【村本】……俺“たち”の思いを言ってくれてたんでしょ?
【西野】図々しいわ!!

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索