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『ガラスの仮面』美内すずえ氏「ラストの8合目まで来た」

 少女漫画の金字塔『ガラスの仮面』の作者・美内すずえ氏(63)が、CS「テレ朝チャンネル2」の報道番組『津田大介 日本にプラス』(隔週月〜木 後8:00〜8:50)にゲスト出演(放送は10月9日)する。このほど、都内で行われた収録後に美内氏を直撃し、『ガラスの仮面』の最終回について聞いた。

――1976年に雑誌『花とゆめ』(白泉社)で連載を開始してから39年目を迎えた『ガラスの仮面』(コミックス既刊49巻)。終わりは見えているんでしょうか?

【美内】20年ほど前からラストの構想は決まっていて、そこに収束させる方向で進んでいます。頂上間近。8合目くらいでしょうか。

――もうすぐなような、まだまだのような(笑)。

【美内】70代の方から「寿命があるうちに終わらせてください」というメールをいただいたこともありました。(完結を)あきらめているわけではないので、根気がいるけど、見守っていてくださいとしか言えないですね(笑)。ファンの皆さんには、健康でいてください、と。ラストを見届けることをモチベーションに長生きしてください。

――美内先生こそ、健康で描き上げてください!

【美内】健康にもっと気をつけないといけないと思いつつも、好きなことをしているのが一番の健康法かな。漫画以外のことに無頓着なのは、演劇に没頭するマヤと一緒です。

――マヤは美内先生に似ているんですね?

【美内】私自身がかなり投影されていると思います。

――そもそも漫画家になったきっかけは?

【美内】小さい頃から漫画を読むことが大好きだったんですが、小学生の時、親から漫画禁止令が出て、読めないなら自分で描けばいいんだと思ってノートに描き始めたのがきっかけです。クラスの友達にも読んでもらったりしていました。

――絵は得意だったんですか?

【美内】手塚治虫先生の作品を貸本でよく読んでいたんですが、ページに何がどんな構図で描かれているか暗記するくらい集中して読んでいました。それで、自然と漫画が描けるようになっていました。

――映画やテレビの芝居を見るのが大好きで、一度見ただけでせりふや演技をすべて覚えてしまう天性の才能を持っていたマヤに通じるものがありますね。

【美内】10歳の時に観た『王将』という映画のような主人公を描きたいと思って、描き始めたのが『ガラスの仮面』です。将棋棋士の阪田三吉をモデルにした映画ですが、ほかのことはさっぱりなのに将棋に関しては天才的な主人公のことがずっと記憶に残っていたんです。私も何の取り柄もない子だと言われていましたから、人は何かしら取り柄がある、宝を持っているということを描きたいと思いました。

◆ITやネットに興味 ファンと交流も

 同番組では、隔週木曜に、日本が世界に誇る文化・漫画について取り上げる“マンガの巨人”シリーズを放送。今回は、キャスターで“ソーシャル・メディアのカリスマ”津田大介氏(40)がゲストの美内氏に『ガラスの仮面』に関するさまざまな疑問をぶつけ、「時代を超えて愛されている理由がよくわかりました」と充実。

 また、番組内では、『ガラスの仮面』がTwitterやアプリゲームなどを通じて若い世代にもファンが広がっていること、美内氏自身もITを通じてファンたちとの交流を行っている意外な一面なども紹介される。漫画界にもデジタル化の波が押し寄せる中で、美内氏は「コマ割りの演出とか、漫画の描き方は変わってくるかもしれないけれど、結局のところ、人の心に響く物語作りやキャラクター作りは変わらない」と話していた。



関連写真

  • 『ガラスの仮面』の作者・美内すずえ氏 (C)ORICON NewS inc.
  • CS「テレ朝チャンネル2」で10月9日放送、『津田大介 日本にプラス』に『ガラスの仮面』の作者・美内すずえ氏がゲスト出演(C)ORICON NewS inc.

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