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新作アニメ映画『楽園追放』 完成前の“ゼロ号”試写敢行

 『機動戦士ガンダム00』の水島精二監督と、『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本家・虚淵玄氏(ニトロプラス)が初タッグを組んだオリジナル劇場アニメーション映画『楽園追放 - Expelled from Paradise -』(11月15日公開)のゼロ号試写会が11日、都内の劇場で行われた。

オリジナル劇場アニメーション『楽園追放 - Expelled from Paradise -』ゼロ号試写会開催(左から)水島精二監督、神谷浩史、釘宮理恵、三木眞一郎、ELISA、虚淵玄氏

オリジナル劇場アニメーション『楽園追放 - Expelled from Paradise -』ゼロ号試写会開催(左から)水島精二監督、神谷浩史、釘宮理恵、三木眞一郎、ELISA、虚淵玄氏

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 完成した作品を最初に見せる初号試写の前、まだ色補正や各処理をしていない状態での試写を0(ゼロ)号試写と呼ぶが、一般の観客に“0号”を見せるのは異例のこと。試写会には、水島監督、主要キャラクターの声を担当する釘宮理恵、三木眞一郎、神谷浩史と主題歌「EONIAN-イオニアン-」(11月12日発売)を歌うELISAが登壇した。

 企画書提出から完成まで5年かかったという虚淵氏は「最初の企画書を出した段階でまだ『魔法少女まどか☆マギカ』がなかったと思うと、出来上がるまでの間に自分の人生は、激動の移り変わりを体験しました」と振り返り、「今までの思い出が全部押し寄せる気分でやっとここにたどりつけて本当に幸せです」と感無量の様子だった。

 難解なせりふが多い印象の虚淵作品に初めて参加する神谷は、「シナリオを見たらすごくしゃべっていることに驚いた」と同時に、その面白さに夢中になり「毎日毎日シナリオを持ち歩いて、わからない単語があったら全部調べてアフレコに臨みました」と話していた。『まどか☆マギカ』をはじめ“人の死“が関わる作品も多いが、同作について虚淵氏は「俺だって人の死なない話を書くんだよ(笑)」とアピールし、会場の笑いを誘っていた。

 主題歌の生歌披露も行われ、ELISAは「皆さんに注目されている作品に関われていることが本当にうれしいし、その曲を今聞いて頂けたことに感動してしまって、私も泣きそうになりました」と感激していた。

 同アニメは、人類の安住の地・電脳世界ディーヴァが、謎のハッキングを受けるところから始まる物語。ハッキングの狙いは何かを調べるため、捜査官アンジェラは、機動外骨格スーツ・アーハンを伴い、荒廃した地上へと舞い降りる。虚淵氏のイマジネーションから生まれたスケールの大きな未来像を、水島監督率いるスタッフが圧倒的センスでビジュアル化。3DCGで描かれたキャラクターの存在感も含め、壮大なSFビジョンで繰り広げる大迫力アクションが、大きな魅力の一つとなっている。

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  • オリジナル劇場アニメーション『楽園追放 - Expelled from Paradise -』ゼロ号試写会開催(左から)水島精二監督、神谷浩史、釘宮理恵、三木眞一郎、ELISA、虚淵玄氏
  • 『楽園追放 - Expelled from Paradise -』11月15日公開(C)東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ
  • ポスタービジュアル(C)東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ

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